高校生番長

劇場公開日:

解説

「ヤングパワー・シリーズ 大学番外地」のコンビ須崎勝弥と帯盛迪彦の脚本、監督による異色青春もの。撮影は「女組長」の中川芳久が担当。

1970年製作/83分/日本
原題または英題:Way Out,Way In
配給:大映
劇場公開日:1970年5月1日

ストーリー

集団就職で上京した並木健太は、自動車修理工場で働きながら夜は定時制高校に通う行動的な逞しい少年で工場主の善吉夫婦に可愛がられ、学校ではクラスのリーダー格である。一杯気げんの善吉から戦争中の体験的な性教育講義を聞きながら、夕食をかきこんで登校した健太は机の中に一通の手紙をみつけた。それは全日制のクラス委員坂井美穂から働きながら学ぶ健太たちへの激励の手紙だった。だが、健太の返書は、昼間部と夜間部の間に衝撃的な事件を引き起すことになった。封筒の中からは、「真心をこめて貴女に私の毛をプレゼントします」という英文と数本の陰毛がでてきたのだ。悲鳴をあげる女生徒と憤然とする男生徒、なかでも美穂に好意を寄せる弘人の怒りは強かった。美穂は黒犬の毛を送って興奮した健太をからかうというユーモアたっぷりな返礼をしたが、弘人と彼の親友で昼間部の番長柴田勇治は夜間部の教室に乱入した。しかし、多勢に無勢、勇治は窓から叩き出され弘人は夜間部のプレイガール妙子に助けられた。その夜妙子の誘惑に弘人は童貞を失うが、この初体験はあまりにも強烈だった。それからというもの弘人は常に女体の幻想に悩まされ、ついに通学中の電車内で同級生の早苗の臀を撫でて皆に軽蔑の目でみられる有様。そして勇治がその仇討ちにと、夜間部の清純派ゆきを襲い犯したことから校長が実情を知り、すぐさま調査会がひらかれた。だが意外にもゆきは勇治をかばい、二人の間に愛が芽ばえた。このことを知った健太は今までの両者のうらみを清算するため、勇治に生命をかけた勝負を挑んだ。

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