劇場公開日 1965年10月16日

「“剣”三部作の中では…」剣鬼 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5“剣”三部作の中では…

2018年4月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

三隅研次監督&市川雷蔵主演の“剣”三部作の一つ。1965年の作品。

複雑な出生、犬と人間の間に産まれたとの噂から、蔑まされて育った斑平。
やがて、花造りの腕と馬並みの俊足が買われ、登城。
出会った初老の浪人に魅せられ、剣の腕も磨いていく。
そんな斑平に、隠密としての密命が…。

馬を追い抜かさんと失踪するシーンがユニーク。市川雷蔵は相当ランニングの練習したとか。
美しい花園、市川雷蔵の見事な剣さばき、哀切と正攻法の三隅研次の演出も安定。
ある男の数奇な剣の道は“剣”三部作の『斬る』に通じるものがある。

が、“剣”三部作の中では比較的印象薄かったかな、と。

近大