劇場公開日 1964年3月4日

「可愛くお洒落なレトロ映画!」月曜日のユカ おもちまろ。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0可愛くお洒落なレトロ映画!

2021年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

萌える

加賀まりこさん観たさに鑑賞。
レンタルショップを何件も回っても取り扱いがなく、やっと観れました!

とにかく若き日の加賀まりこが可愛い。
あどけない表情や少女っぽさが良い…!

愛だの恋だのよく分かっていなさそうな地に足がついてない掴み所のない、ふわふわした少女だったユカが映画の最後には少し大人びたように観えました。

「体の関係は許すけど本当に好きな相手としかキスしない」という夜のお仕事関係の話はたまに聞きますが、この物語のユカはどちらかという過去の神父の一言で『キス=イケナイもの。聖書にバイブルに反する破廉恥な行為』という印象になってしまっていたのではないかと思います。

キスをされそうになり「ノー」とユカが叫ぶシーンでは、聖書が画面に写っていてアーティスティックだなと感じました。

喜劇風な描写などもあり、60年代のレトロな映画の良さを出していると思います。

ユカちゃんは、男の人を悦ばせたいだけなんだろうけど、空回り。
真実の愛と喜びは身体の関係だけじゃない。

映画を最後まで観ても結論は出ず、観賞後はユカの気持ちを私なり想像して考えてしまいました。
観る人によって捉え方も違うのだろうなぁ…。

ちょっと不思議な雰囲気の1人の少女の数日を覗き見したような、レトロでお洒落な映画でした。

おもちまろ。