「沖縄を舞台にした戦争映画」激動の昭和史 沖縄決戦 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
沖縄を舞台にした戦争映画
東宝の作った8・15シリーズ、岡本喜八監督作。
タイトル通り、第二次世界大戦末期の沖縄を舞台にした戦争映画。
記録フィルムを使用したりしながら、本編は基本的にカラー作品として作られている。
戦争の惨さを描いており、力作ではあり、「戦争は起こしてはいけない」と痛感する映画である。
しかし、沖縄で起きたことを万遍なく捉えようとしたためか、それとも主役級俳優が多数(小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢)いるためか、全体的に散漫な印象を受ける映画になってしまっているのが惜しい。
尺も約2時間30分とそれなりにあるが、細切れ感は否めない。
東宝作品なので、酒井和歌子も大勢の中の一人として出演しており、みすぼらしい戦時中の格好をしているが、やっぱり好きな女優の一人。
毎年、お盆近くになると、上映されたり放映されたりするが、今回は日本映画専門チャンネルにて鑑賞。
<映倫No.16757>
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