「岡本喜八の名作」激動の昭和史 沖縄決戦 キウイジャムさんの映画レビュー(感想・評価)
岡本喜八の名作
沖縄での戦いにおける軍、そして民間人たちを描いた作品
沖縄を捨て石のように見る大本営
沖縄県民に協力するのは当たり前と割り切った態度をとる第32軍
そして死んでいく兵士や民間人たち
そんな当時の社会の縮図を突きつけられるようでショックを受けた
踊る老婆と接近する戦車に自殺していく人々の映像を次々に見せるカットバックはまるでサムペキンパーのバイオレンス映画のようだなと感じた。
重い内容の映画だけれどラストの戦場をさまよう女の子が水筒を拾い水を飲む場面を見ると、命がつながっていく、今の沖縄や日本の未来は明るい。そんなメッセージが伝わってくる
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