刑事物語3 潮騒の詩のレビュー・感想・評価
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裸は出てこない・・・
舞台は長崎県五島列島・福江市。初っ端にビルからの飛び降り現場で引き止め役を買って出るが、オカマだと気付き、片山自身が落下・・・その次は銀行強盗。問題ばかり起こしたとして、東京警視庁からの一行を案内することになった片山であった。母親から、仁科に妻と娘がいることを聞き出して、木崎刑事(佐藤祐介)とともに五島列島の海っ子という民宿に住む松村清子と梅子を張り込むことになったのだ。警視庁ではここまでわからなかったのはなぜ?と疑問に思いつつ、コメディなんだと割り切って鑑賞を続ける・・・
片山が父親になってくれればいいのに・・・と、梅子は願う。そんなとき仁科(夏木陽介)がひっそりと清子に会いに来た。昭和の刑事ものメロドラマ。ありがちな展開だった。見どころはジェイソンマスクにケンシロウのいでたちの男との格闘。北斗の拳なのかジェイソンなのか?しかし、武器はアーチェリー。中年、といっても35歳という設定の片山はスポーツドリンクとスプレーで休憩する間、手を出さない。狙いは仁科だけだから。
意外と、女性の裸が出てこない!出てくるのは武田鉄矢の裸だけだった。沢口靖子はアップになることが少ないため、デビュー作にしてはいい演技に見える。歌まで歌ってる。
片山の過去。母親が赤線で働いていたため父親が誰かもわからないという素性が仁科の母親と同じだったため、色々教えてもらったのだが、この話はずっと引きずるんだろうな・・・
「夜の海は悲しかぁ」五島と長崎市に現れるヒューマンガス
片山刑事35歳、星由里子37歳の設定。
沢口靖子が全然垢ぬけない、初出演か。
ミニフラフープを武器に。
売春婦の息子設定は再び使われたが前2作とちょっとテイストが変わった。やはりここでもハンガーヌンチャクは一度きり
くだらないところも多いけど嫌いではない
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:55点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
暴力団の態度は典型的なテレビ用での振る舞いといったところだし、黒ずくめで仮面の殺し屋が登場するし、演出はいったい何のお笑い漫画なのかというほどくだらない。たいした物語でもないし、格闘場面が凄いわけでもないし、登場人物たちの演技がいいわけでもない。
でも不思議と嫌いではない。人が良くていつも損する役回りの武田鉄也演じる片山刑事が、最後の吉田拓郎の歌とともに流されていく姿にしんみりとするからかもしれない。
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