劇場公開日 1984年7月7日

「裸は出てこない・・・」刑事物語3 潮騒の詩 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0裸は出てこない・・・

2019年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 舞台は長崎県五島列島・福江市。初っ端にビルからの飛び降り現場で引き止め役を買って出るが、オカマだと気付き、片山自身が落下・・・その次は銀行強盗。問題ばかり起こしたとして、東京警視庁からの一行を案内することになった片山であった。母親から、仁科に妻と娘がいることを聞き出して、木崎刑事(佐藤祐介)とともに五島列島の海っ子という民宿に住む松村清子と梅子を張り込むことになったのだ。警視庁ではここまでわからなかったのはなぜ?と疑問に思いつつ、コメディなんだと割り切って鑑賞を続ける・・・

 片山が父親になってくれればいいのに・・・と、梅子は願う。そんなとき仁科(夏木陽介)がひっそりと清子に会いに来た。昭和の刑事ものメロドラマ。ありがちな展開だった。見どころはジェイソンマスクにケンシロウのいでたちの男との格闘。北斗の拳なのかジェイソンなのか?しかし、武器はアーチェリー。中年、といっても35歳という設定の片山はスポーツドリンクとスプレーで休憩する間、手を出さない。狙いは仁科だけだから。

 意外と、女性の裸が出てこない!出てくるのは武田鉄矢の裸だけだった。沢口靖子はアップになることが少ないため、デビュー作にしてはいい演技に見える。歌まで歌ってる。

 片山の過去。母親が赤線で働いていたため父親が誰かもわからないという素性が仁科の母親と同じだったため、色々教えてもらったのだが、この話はずっと引きずるんだろうな・・・

kossy