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青銅の壺が凶器。犯行は流しではなく身内によるものだと断定。愛人関係にある職員や、取引先、容疑者が次々と取り調べられる。人見という男に絞り、やがて起訴に持ち込むのだが、山室という弁護士が只者ではない。
証人の発言に翻弄される検事の宇津井健。対して冷静すぎるほどの弁護人。その弁護士もまた海千山千でやり手なのだ。そして、珍しく公判で負ける検事の姿。正義は必ずしも勝つものではないと虚しくもなってくる。
裁判までの過程がいまいちの描写なのでハマれなかったが、これがもっと現実的であれば凄くいい映画になったのでしょう。