「丹波哲郎さんに敬礼」映画 クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 レレレさんの映画レビュー(感想・評価)
丹波哲郎さんに敬礼
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丹波哲郎さんは代々のマネージャーに
「仕事を売り込んだらクビ」と命じていた
つまりどんな仕事のオファーも一度は断って
それでもお願いに来るのなら
それだけ自分が必要とされてるから出る
という理論
あるライターが「映画秘宝」でそのことについて
「ならば執拗にお願いすれば何でも出てくれるのか」とツッコんでいたが
改めてフィルモグラフィーを見るとまさにその通りだった
邦画大手六社全てに出演しているし
あらゆるジャンルを制覇している
しかも東宝の「人間革命」で創価学会の二代目会長を演じた同時期に
東映では「ポルノ時代劇 忘八武士道」にも出てるのだから
仕事の選ばなさは日本一かも知れない
また大御所になってから
盟友石井輝男監督の低予算映画に参加する義理堅い一面も
そんな丹波さんが本作では
フリーダムにやりたい放題w(褒め言葉)
あれだけの大御所ベテラン俳優が
しんのすけと一緒にゾウさん踊りやってくれるって
アニメとは言え凄い
「昔ジェームズ・ボンドと一緒に風呂に入ったことがあるのじゃ」って
子供にゃ分からんw
いや子供の親御さんでも多分分からん
(「007は二度死ぬ」公開の年に生まれた人が本作公開当時32歳)
ある漫画家が「映画秘宝」で
70年代のオールスター大作映画を
「遠い夏の日の花火大会」と喩えていたが
そこで丹波さんについて
「丹波哲郎という巨大な打ち上げ花火があるかどうかで
大会の規模が違って見えた」と言っていた
確かに丹波さんが出たことで本作
超大作アニメ映画に見えるから凄い
その偉大さに敬意を表したい
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