クレープのレビュー・感想・評価
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田代まさし氏は本作が映画初出演、シリアスな演技を披露しておりますが芸達者な方なので俳優としても活躍していたかも知れませんね。
目黒シネマさんにて今年で11回目になる「~人を観るよろこび 第11回 市川準 監督特集~」開催(2024年11月24日~11月30日)。本日1本目は『クレープ』(1993)を鑑賞。 『クレープ』(1993) 伊集院静同名小説を田代まさし氏主演で映画化した55分の中篇。 同じく伊集院氏原作の根岸吉太郎監督、小林薫氏主演『乳房』と当時同時上映。 両作品ともDVD、未配信の幻の作品で『乳房』は先だって神保町シアターさんの「一度はスクリーンで観ておきたいー忘れられない90年代映画たち」(2024年6月29日~8月2日)で鑑賞済。期せずして両作品が短期間で観られてラッキー。 ストーリーは離婚した妻の元で育った娘と14年ぶりに再会することになった中年男性(演:田代まさし氏)の戸惑いと娘への愛情を描いた作品。娘を喜ばせるためにクレープが美味しい喫茶店の下見をする微笑ましいシーンや、娘との対面での張り詰めた緊張感、映画ならではのたっぷり間をとってお互い言葉を選びながら、たどたどしく空白期間を徐々に埋めていく様が実にリアルで良かったです。 田代まさし氏は本作が映画初出演、シリアスな演技を披露しておりますが芸達者な方なので俳優としても活躍していたかも知れませんね。 田原俊彦氏の夫人向井田彩子氏も出演も貴重でした。
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