「凄かった」狂い咲きサンダーロード ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
凄かった
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・シリアスな映画なのかギャグ的な映画なのかどう観ていいのか迷った。とはいえスーパー右翼の小林稔侍の感じはどうみてもギャグっぽい。とはいえ組織にたてつく仁の態度は社会へのアンチともとれるしと。特に主役の山田辰夫さんがぶっ飛んでて本物の暴走族の人がそのまま登場しているのかと思った。
・最初、どういう世界観なのか迷ってしまった。暴走族界も派閥があるようで、そこのルールが守れないと戒めを受けるとか思いのほか堅い世界で驚いた。仁は単純に腹いせに暴行しただけって感じだったけれど。
・暴走族の相手役が右翼というのが驚いたし、それがスーパー右翼っていう発想に驚いた。シンプルに軍隊の果てのような感じがした。小林稔侍が仁たちのいるところに乗り込んで君が代を歌って出てきたのが笑えた。仁たちが何だよそれって言っていたのも印象深かった。
・ラスト、一人で連合、スーパー右翼を壊滅させていた。観たことないバズーカとか、マシンガン的なもので、改造車みたいなのは厳しいのではと思ったら勝ったので、なんか凄いなと思った。
・最終的に、山田辰夫が凄いという印象が強い映画だった。
・映画館で観て、ほぼ笑っているお客さんがいらっしゃったり高齢の夫婦らしい方もいらっしゃって年代も幅広くて驚いた。客層は自分を含めどんなカルト映画なのかを知りたくて来た若者だけかと思い込んでいた。たぶん当時に観られたのか音楽が良かった!と語っていた方もいて客層に驚いた。
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