劇場公開日 2025年8月22日

「45年の日本にどう刺さる?」狂い咲きサンダーロード Soulmanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.045年の日本にどう刺さる?

2025年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

斬新

30年以上前にビデオで観ただけでその当時はなるほどなぁという感じだった。何年か前に会社の若い奴(平成生まれ)が好きな映画としてこの映画を上げていて、マニアックな奴だなぁとこの映画を思い出し気になっていた。
今回リマスター版が映画館で観れるということで、劇場で観てみたい衝動に駆られ予約してみた。

1980年当時まだ小学生だった自分には暴走族の落書きがリアルで怖くゾクゾクする存在だった。そこに右翼団体が絡んでくるなんてあの時代感をスゲェ出していた。60年代の学生運動とは全然違う若者⇔社会感が良く出ていて、今観ると昔なのに斬新だ。
今綺麗に整備されている横浜赤レンガ倉庫は80年代暴走族の落書きだらけでかなり不気味だった。

山田辰夫の存在感・粗削りなセリフ回し、どれも新鮮・斬新でカッコよく映ってる。初めて観たのは吉川晃司主演の「すかんぴんウォーク」で、ちょっと情けないお兄さんだったので、妙に違和感があったが、思い起こせば存在感は出ていて、一発で記憶に残る存在だった。
音楽も音量のバランスが悪い感じもバイオレンス感とインディーズ感があり、非常にカッコいい。
映画館で観ると俄然良さとインパクトがある映画だった。

Soulman