「そんな男のファンタジー」アパートの鍵貸します わしのネタを映画化せいや!さんの映画レビュー(感想・評価)
そんな男のファンタジー
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前半のシチュエーションの面白さと語り口の上手さは もう 天下一品。見事だった。観ててだれしも切ない気持ちになったことでしょう。
しかし 1時間 終わったところから急にストーリーの展開が止まったように感じた 。やることなすこと全てお決まりで描かなくてもいいシーンをダラダラ 描いてるように見えた。 全ては ラスト へ持っていくための焦らしのようなシーン。そこの段取りの主人公が終始軟弱野郎で度胸が据わらす見ていてこっちまで情けない気分になりました。ついに彼はが最後の最後まで受動的で 映画的なドラマ性に欠けると感じた。
主人公はお金を儲けたり 出世に役立てるために鍵を貸しているのか、 鍵を貸さなきゃいけないことになっちゃっているのか ?・・カギ貸し業をしているというネタはいいんだけど、設定が中途半端 。この中途半端な主人公が事の真相を知ったらどんな風に変わってくれるだろう・・というのが一つの期待というか サスペンスになっていて前半は本当に面白かった 。しかし事の真相を知った主人公はそれでも何ら変化することなく・・そして、どうにも嫌になってきたところでハッピーエンド 。このタイミングがよくて割とシャンとした映画になったかな。
しかしね、私はどちらかと言えばモテる方なんで言っときますよ!
実際にはこんな退屈な男のところに こういうタイプの絶品女が自ら走ってやってくることは絶対にない!!絶対にないことが起きる・・というところがモテない男のファンタジーとしてうまくいっていたと感じました。
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