Coo/遠い海から来たクーのレビュー・感想・評価

原作は『さすらいのトラブルバスターズ』の景山民夫 監督は『新巨人の星（1977）』『六神合体 ゴッドマーズ』の今沢哲男 脚本は『殺人狂時代』『肉弾（1968）』『ジャズ大名』『大誘拐 RAINBOW KIDS』『助太刀屋助六』の岡本喜八 脚本が岡本喜八 意外なビッグネーム この作品の公開ののちに岡本喜八監督で実写化の企画もあったらしいが残念ながら頓挫した 1993年の作品 今から31年前 主人公の少年の声を務めたのは当時キャラと同じ年だった子役時代の山崎裕太 粗筋 南の島に住む日本人の少年が太古の昔に絶滅したはずのプレシオサウルスの子供と浜辺で出会い海洋学者の父親と共に育てる話 VHS化やLD化はしているもののDVD化していない メジャー系の動画配信も無し 日テレが絡んでいるのにそれ系の動画サイトです観れないなんておかしいだろ 登場アニメ雑誌では盛り上がった印象 昨年WOWOWで放送されたらしい 知らなかった まさかのFC2動画で鑑賞 画質はともかく著作権に配慮したのか動画と音声がずれているのは致命的に近い そのうえパチパチという不快な謎の雑音が終始続くことには閉口 鑑賞に耐えられるレベルでない U-NEXTさんお願いしますよ 主な舞台は南太平洋フィジー諸島のパゴパゴ島 パゴパゴなら聞いたことがある アメリカ領サモアの都市だがこの作品のパゴパゴとは関係ない 響きから借用したのだろう ちなみにフランスが本土から遠く離れた南太平洋で核実験を行ってきたのは事実である 60年代から90年代までフランス領ポリネシアにおいて とても悲しい 声の配役 徹郎の息子で12歳の小畑洋助に山崎裕太 海洋学者の小畑徹郎に伊武雅刀 元軍人の環境保護団体メンバーのキャシー小野に山口智子 小型飛行機パイロットのトニー・ボトムズに神谷明 クーを狙うフランス陸軍のノルベール大佐に家弓家正 フランス海軍の艦長のルースランに青野武 島の酋長のトンベルアに石田太郎 キャシーの仲間のジャンに大塚芳忠 調査のため島にやって来た赤い帽子を被った「パパイヤ」と名乗る男に千葉繁

現代の子供が首長竜の子供を育てる、あのアニメの映画が思い浮かんだ。 こちらは敵が過激な感じ。 新鮮な感じはないが、あのアニメとの違いで観るにはおもしろいと思う。

とても素晴らしい演出とストーリーでした。 声優陣もとてもマッチしていたと思います。 凄く良かったです。

古代に絶滅したはずの首長竜の赤ちゃん・クーとの出会い。 ほっこりした話かと思いきや、クーを狙って軍隊が攻めてくるなど、まるで戦争のような展開に。 最終的には一応のハッピーエンドを迎えてよかったが、なかなか手に汗握る内容だった。 しかし、あれだけの数の首長竜の群れが生息していながら、それまで全く確認されていなかったというのは不自然かな。

ミリタリー知識がムダにバンバン出てくるが、主題はそうじゃないんだなぁ、あくまでクーを海に還してやる物語。フィジーの酋長がいい味を出している。