「邦画史上に残る名ラストシーン」悪魔の手毬唄(1977) ロバートさんの映画レビュー(感想・評価)
邦画史上に残る名ラストシーン
市川監督の編集テクニックには何時も様に唸られるし、出演俳優陣の演技も素晴らしい(特に若山富三郎の落ち着きと説得力のある演技は本当に良い)。
ラストの金田一と磯川警部の別れのシーンは観てていて胸に迫る物がある。汽笛を旨く使う所はジュリアンデュヴィヴィエの「望郷」のオマージュなんじゃないかなって思ってしまうけど、それでも充分に金田一と磯川警部二人の情感が観ている側に伝わって来て日本映画史上に残る名エンディングシーンになっていると思う。
市川版金田一映画シリーズにコミカルな演技で映画にアクセントを出している坂口良子が出ていないのがチョット残念でしたね。
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