「天空をかけるロード小説。ますむら先生!ヒデヨシはどうしています?」銀河鉄道の夜 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
天空をかけるロード小説。ますむら先生!ヒデヨシはどうしています?
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有楽町のマリオンにある『朝日ホール』のこけら落としで見た。試写会ではない。
杉井ギサブロー先生と別役実先生と細野晴臣先生とは、最高の制作陣。
これは僕たけが言うことだと思うが。虫プロの『展覧会の絵』をリスペクトしている様に感じた。
ますむらひろし先生の原案とされているが、使われているのはキャラクターだけだと思う。しかし、彼の作品群は『銀河鉄道の夜』そのもの。
また『天空の城ラピュタ』の導入部の設定は『銀河鉄道の夜』たと思っている。
タイタニックの賛美歌306番はこの小説をリスペクトしている。
テーマは宗教を超えた自己犠牲。日本人の良い所。また、
ジョバンニのカンパネルラに対する思いは、友情を超えた愛を感じる。しかしそれでいて、
『人の死』を物凄く客観的描いていると感じる。ふたりの愛は感じるが。主人公の気持ちに、果たして、父に会える嬉しさは無かったのか?もう一度、見てみた。やっぱり、凄い。エンドロールの最後まで見るべし。答えが分かる。
何故?ドヴォルザーク交響曲第九番かも分かった。凄い。自己満足だが、小説、映画共に凄い。
原作は世界的な名作と僕は信じている。
追記
『千と千尋の神隠し』の世界は銀河鉄道だと思う。もっとも、ネットでもそう言われている様だが。
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