銀河鉄道999のレビュー・感想・評価
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無鉄砲な鉄郎を周りが助けてるだけ
機械の体にし、永遠の生命を手に入れられるようになったが、高価なため金持ちしか買えなかった。そんな時、銀河鉄道999に乗れば、機械の体をタダでもらえる星に行けるという噂が流れたため、少年・星野鉄郎は母と共に999号の駅があるメガロポリスへ向かっていた。しかし、その途中で機械伯爵による人間狩りに遭い、母は殺されてしまった。ひとりになった鉄郎はメガロポリスのスラムで生活していたが、ある日、謎の美女メーテルから999号のパスをもらい、彼女ととも旅立った。無事、機械の体を手に入れられるか、という話。
昔、観たことあるはずなのにほとんど覚えてなくて、新作を観るような気持ちで観賞した。
機械の体というハイテクなのに馬に乗ってるとか、空気がない宇宙で汽笛の音がするとか、銃で窓に穴を開けたのに空気は漏れないの?とか、支離滅裂な設定に違和感だらけだった。
鉄郎が無計画の無鉄砲でなぜか周りの人たちが彼を助けるのが一番不思議だった。自分の命を犠牲にしてまで鉄郎を助ける意味がわからなかった。
メーテルは美しかったが、鉄郎のお母さんの身体とは・・・
結局、ゴダイゴの歌しか覚えてなかったという事は、やはりストーリーに無理があるからかも。
40数年前の作品を劇場で観れたことは良かった。
息をのむ美しさ
1/24,タイミングが合ったので丸の内ピカデリードルビーシネマで鑑賞できた.
「さよなら銀河鉄道999」はDVDをもっているので時々観ることができるけど,「銀河鉄道999」は久しぶり.数十年ぶり.
良い.やはり良い.とっても良い.
メーテルがはじめて現れた時,メーテルの顔がスクリーンいっぱいに映し出されると,みんな息をのんで,息を止めて,メーテルを見つめていた.そんな空気だった.
汽笛の音が漆黒の宇宙空間に響くわけはないという人もいるけれど,(いたけれど),
あの頃も,そして今も汽笛の音は響いて聞こえてきます.
ハーロックもエメラルダスもカッコいい.大好き.そしてもちろん,メーテル大好き!
「機械の体」,「永遠の命」.....
手塚治虫や石ノ森章太郎やほかにもたくさん.当時のそうそうたる漫画家の先生達,クリエータの人達は,「永遠の命とは、」,「神とは、」といったテーマをライフワークにされていました.
この「銀河鉄道999」と「さよなら銀河鉄道999」もそうで,すごく身に染みる,すとんと腑に落ちる「解」に導いてくれた.
メーテルと一緒に食堂車でビフテキ食べたい.
主題歌と大きなスクリーンがマッチしたアニメ
【ネオ・ヒューマン/ハーロックの不敵な笑い】
ワープ航法は未だ夢物語だけれど、”機械の身体”の実現はもう近い未来に迫ってるかもしれない。
最近、NHKのクローズアップ現代と朝日新聞デジタルが、「サイボーグ」になろうとしているイギリスのロボット工学者スコットモーガン博士を取り上げた。
スコットモーガン博士は、2017年にALSと診断され、余命2年と宣告されたが、生きるために自身の研究でもあるテクノロジーの活用を積極的に選択した。
筋力の衰える前に、胃や腸に穴をあけチューブを通し、栄養の接種や排せつを人工的に行えるようにし、誤嚥性肺炎を防ぐために気管と食堂を切り離し、声も出なくなることを前提に、合成音を専門企業とともに数千のフレーズを収録し、これを基にAIが合成した声で会話をするようにしたのだ。
こうした取り組みは大手のハイテク企業の助力もあって成立したものだが、スコットモーガン博士は、今後もスーパーコンピューター、AI、ロボット工学の発達で、自分の能力はますます発達するだろうとし、将来は脳とコンピュータをつないで自らの意思を引き継いだVRの中のアバターが自分として生き続けることになるとも言っている。自らの著書のタイトル「ネオ・ヒューマン」を自分自身で体現しようとしているのだ。
僕は、上記のようなことが人間の幸福かどうかは分からない。
スコットモーガン博士はノン・バイナリーで同性婚をしたことでも知られていて、様々なことが僕の理解の外側にあるように感じる。
あと、批判を覚悟で言わせてもらえれば、子孫を残すという意識が薄いのかななんて考えたりもして、ちょっと複雑な気持ちだ。
僕は、ノン・バイナリーへの差別がなくなれば良いと強く思う方だが、同時に人間の生物としての営みとか生存とか、進化とか、そういったものをどうでも良いとは思えない。
自分は成長とともに学び、知恵を駆使するようになり、そして、また新たな価値に気付いたからこそ、自分はノン・バイナリーも普通のバイナリー(身体の性も性自認も一致している)と人間としては同じで差別されたりするようなものではないと思えるようになったと信じているし、本来の人間の成長とは、代を重ねることで学ぶことも多いのではないかと思う。
僕は、キャプテン・ハーロックやエメラルダスが登場する、この「999」が大好きだが、こうした科学の発展で「機械の身体」が実現するかもしれないという現実を考えると、格差が新たな争いの火種になるのかと、ちょっと心配にもなる。
だが、トチローとハーロックの友情、トチローとエメラルダスの愛はもとより、トチローがアルカディアに自分の記憶を残すところは、まさにネオ・ヒューマンみたいなものだと考えると、やはりテクノロジーは人間の使い方ひとつによるのだと、つまり知恵次第で異なる、まあ、正しく使いましょうという倫理観に落ち着くことになる。
僕が「999」で一番しびれる場面は、終盤の、機械化母星メーテルからアルカディアに砲撃を受けながらも、ハーロックが不敵な笑いを浮かべるところだ。
とにかくかっこいい。
何十年ぶりかで観て、また、ハーロックの不敵な笑いにしびれてしまった。
やっぱ、名作だよなぁ。
色々ありますが。。。あーりーまーすーがっっっ!!!
名作っす!文句ないっす。あの頃のアニメブームに乗り、ヤマトの次に劇場でみたのは小学6年のとき。燃えていたなぁ〜。前売り券を買うと特典としてもらった「アンドロメダ行きパス」は一体どこに行ってしまったんだろう。万感の想いを乗せた汽笛は、今の僕にはどう聞こえるのだろうか?満員の丸の内ピカデリー Dolbyシネマ、もう万感メイツ達で一杯ですww
鑑賞中熱い涙がずーっとずーっと両のマナコを濡らして止まないのです。決してノスタルジーに浸ってるだけではないと思うのですが、なぜかとめどなく流れていくのです。大画面で見る999の旅立ちシーンは鳥肌立ちました。間違いなく、あのシーンで僕の心は鉄郎になってしまいました。こんなワクワク感、本当に忘れていたなぁ。それも含めいちいち、本当にいちいちもう若くない私の心をノックするのです。それはなんなんでしょう?
きっとそれは「ロマン」
とにかく、とーにーかーくロマンが!あぁ僕に向かってロマンが大渋滞なのです。大人になり色々知り、知恵もつきました。だから、物語の展開などに「あれ?」なんて・・・不届きにも思うこともありましたよ。しかし、それが一体なんなんですか!この松本ワールドと鉄郎とメーテルの旅路の前に、壮大な冒険譚の前に、そんな「あれ?」なんて想いはチープ!ひれ伏せ!僕のチンケな常識や経験、四角四面になっちまった頭!ロマンの前に跪けぇーーー!!
何故「負けると分かっていても戦うときがある」って思わなくなくなったんだ。俺!何故シンプルに「おかしい!」って言えなくなったんだ!俺。遠くに消えた若い日は無くなったんじゃない、置いてきただけだ。冥王星に氷漬けになってる俺に会いに行かなくちゃ!取りにいかなくちゃ!大人な事情にまみれて機械仕掛けのような思考になっちまった俺は、機械の身体みたいになっちまった俺は、今再び旅に出なくてはならないのじゃないか!?
やべ、青臭くなっちまいました。だけどだけど、忘れたくないものがたっくさん。あー、ロマンの洪水でおぼれてしまいました。名作はいつ見てもいいなぁ。
あ、リマスターの映像とっても綺麗です。大きな画面で高品質の映像っていいですねぇ。音も良いですが、とにかく色が良いです。
旅情あふれるSFファンタジーの名作
アニメーションと言うジャンルを越えて、SFファンタジーとして出色の作品です。松本零士原作でも、999は宇宙空間をSL列車で旅をする設定や、停車駅の惑星ごとに様々な価値観や世界観が描かれるので、ファンタジー的要素があって楽しめます。主人公・星野鉄郎の機械の身体を手に入れる目的が、停車駅での人々との出会いで変わってくると言うドラマ的展開も、旅を通じての少年の成長物語として好感が持てます。ファム・ファタルのメーテルは、池田昌子の見事な吹き替えでミステリアスで魅力的キャラになっています。他にも、キャプテン・ハーロック、クイーン・エメラルダス等の松本作品のキャラが、いいタイミングで登場し、お話を盛り上げてくれるのもいいですね。
公開時に
映画館で初観賞
自分は平成生まれで
アニメのあらすじを知っている程度の知識。
名作だという情報だけは知っている状態で
これまで見た事のなかった999劇場版を
ドルビーシネマで上映している
この機に観に行きました。
平日にも関わらずほぼ満席、
もちろん公開当時少年少女だったであろう
お年を召したお客が多いなか、
意外にも若めの人の姿もちらほら。
さて中身はどう感じたかというと、
さすがに40年前の作品のため、
当たり前ながら実に昭和アニメらしい作風でしたが
手描きとは思えない細やかな作画、
セル画だからこそ拝める背景の作り、
展開やテンポも映画向けになのか
元々そうなのか、実にわかりやすい。
上映時間は二時間以上あったと思いますが
退屈することもなく、観賞出来たかと思います。
この映画を当時、子供の頃に見ていたなら
それはそれは良い体験だった事でしょう。
満点から星一つ減らした理由としては
鉄郎が無茶無謀で突っ込んでいきすぎてる所でしょうか。
鉄郎が突っ込む→返り討ち→誰かが助けてくれる…という流れが多く感じ、
周りが己を犠牲にして鉄郎を助けたから
何とかなっているだけで
なんとも危うい若さを感じました。
まぁ「人の心を動かした」という意味で
鉄郎の力なのでしょうかね。
上映後には拍手が。
43年ぶりにスクリーンで観ると想定以上に和製マカロニウェスタンでした
ドルビーシネマ版での鑑賞。ほぼ43年ぶりのスクリーン鑑賞ですが4K HDRリマスターによる映像は記憶の彼方にあったフィルム上映時のフィルム傷や画面のブレが一掃されていることに驚きました。当時同年公開だった『ルパン三世 カリオストロの城』のリストア版では映像が鮮明になったことで当時の作画の雑な部分が目立ちましたが、本作ではそこはあまり気にならずオリジナル版の作画クオリティの高さに改めて驚きました。改めて思うのは本作が相当にマカロニウェスタン調であること。ヘビーメルダーの酒場で奏でられるリューズの『やさしくしないで』に涙する客達の心情にグッとくる年齢になってしまった辺りに43年の年月をずっしりと感じました。全編を彩る青木望のスコアもみずみずしく素晴らしい体験となりました。
青春の思い出
なんかいろいろと感動。
観客の万感の思いがシアターに充満した
999
ドルビーシネマで復活した不朽の名作
大人になって鑑賞してみると、、、
42年前の作品かぁと思い返せば私は小学生でした。
当時は映画館で観たくても、土日は満員続きで結局入れなくて、観る事が出来なかった。
その後、テレビ放送で観た。
テレビシリーズの主なエピソードをいくつか繋げて、終着駅というのがこの映画のお話し。
テレビシリーズを見ていて、いつ終着駅に着くのか、終着駅はどんな星なのか、想像をめちゃくちゃかき立てられたが忘れられない。
今になって鑑賞してみると、銀河鉄道999のエピソードは悲哀だらけで何一つハッピーエンドが無かったのかと気付かされる。
人生の悲哀
人の悲哀
家族の悲哀
いかにも昭和の雰囲気だ。
舞台となる時代は未来でも中身は昭和。
それが今見直してもすごくいい。
声優陣も最高。
メーテルの池田昌子さん。
これ以上ないキャスティングと改めて聞き入ってしまうし、鉄郎の野沢雅子さんのマルチぶりは畏れ入る。
車掌さんはスネ夫の肝付兼太さん。
墓守のシャドーはのび太の小原乃梨子さん。
ハーロックは石川五右衛門の井上真樹夫さん
挙げ出すとキリがないくらいの豪華さ。
いや〜楽しかった。
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