劇場公開日 2022年1月14日

「ラストは、映画史の殿堂入り間違いなしの名シーンです。」銀河鉄道999 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ラストは、映画史の殿堂入り間違いなしの名シーンです。

2020年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

機械化人間になるために銀河鉄道に乗り込む鉄郎とメーテルの物語。

人気TVアニメの総集編的映画になりますが、まったく違和感がありませんでした。
TV版はアクションもありましたが、鉄郎の人間性に影響を与える小さなドラマが積み上げられていました。そのエピソードの数々をばっさりと切ってしまい、冒険活劇に特化したことは映画としては大成功だったように思います。
鉄郎の年齢設定が10歳から15歳になったことも、「冒険活劇・銀河鉄道999」が成功した要因だと思います。
メーテルと別れるラストシーンは勿論、クレアとのシーンも秀逸で何回観ても涙腺を刺激されます。
ただ、当たり前ですが、人間ドラマを削ったことは物語の深みを損なっているのも事実です。特に「機械化人間になる」という鉄郎の夢は、母親の死が起因しているものですから、その放棄するにはエピソード不足を感じます。また、機械化母星を倒すっていうのも、機械化人間=悪の説明が不足していて、良く考えたら道理に合っていないように感じました。
そんなところを気が気になり、少しだけ私的評価を下げさせてもらいました。

コメントする
よし