劇場公開日 1982年6月5日

「昭和の作品は重厚」鬼龍院花子の生涯 ヤナコさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5昭和の作品は重厚

2024年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

五社英雄作品を初めて見ました。
大人になってから見たので、面白いと思いました。 表情や背中だけでも「心情の機微」が伝わるんですよね。昭和の監督と役者さんの演技(演出)は重厚だなぁと改めて実感。

子だくさんの貧乏な一家が子供を売る、養父が養女を襲う(鬼政なりの哲学と、結果未遂ではありましたが・・・・)、妾と一緒に生活するとか・・・・・時代なんですよね・・・・

この歳で初めてみて、ビックリしたのが「え???夏目雅子さんが鬼龍院花子ではなかった!」ですね。今見ても本当にお綺麗だし、素晴しい演技でした。
そして、この作品お実質的な主役は仲代達矢さんですね。
岩下志麻さんも迫力があったなぁ~~。

任侠の物語なので、鬼龍院一家に対する嫌な感情はなく、むしろ、人に惚れ自分の信念で時代を読み違えたことによる没落の悲哀が印象的でした。

コメントする
ヤナコ