「“うちは高知の侠客鬼龍院政五郎の娘や…なめたら、なめたらあかんぜよ!”やはり夏目雅子のこの台詞に尽きるね!」鬼龍院花子の生涯 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
“うちは高知の侠客鬼龍院政五郎の娘や…なめたら、なめたらあかんぜよ!”やはり夏目雅子のこの台詞に尽きるね!
①RIP夏目雅子、は当然として今回はRIP 山本圭。インテリでしっかり自分の考えを持っている如何にも好青年を演じさせたらピカ一の人であった。劇団出身で演技力もあったし。今の演劇界で似たような人はいないと思う。②侠客の家に貰われて育ち、しかしその家業とは一番遠い場所に身を置いていた養女が実はそのスピリットを一番理解していたという物語。③正に“五社英雄”ワールド。令和では取り上げそうにない(取り上げられない?)題材=近代日本(明治・大正・太平洋戦争前の昭和)の「堅気」でない世界で確かに生きていただろう男達と女達との織り成すドラマを、骨太にダイナミックに時には官能的に描く独特の映画世界(映画の出来には凸凹があるとはいえ)。濃いィ映画を久しぶりに堪能した感じ(ニンニクの沢山乗った鰹のタタキを腹一杯食べたみたいかな)。④
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