「涙なくして」キューポラのある街 dpac2005さんの映画レビュー(感想・評価)
涙なくして
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1960年代初めの川口。掃きだめの中の鶴みたいな吉永小百合。前向きでひたむきで、ほろほろしてしまいます。でもやはり、希望を持って北朝鮮に「帰って」行くヨシエしゃんとサンキチしゃんのその後を思うともう不憫で不憫で......。制作側が朝鮮帰還運動を肯定的に描いていることが皮肉にも残酷さを強調します。ともあれ、子どもの頃から「名作だ」とあちこちで言われていた作品。はじめて見ましたが、いい映画でした。
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