「黒沢清のベストか?」CURE Yohiさんの映画レビュー(感想・評価)
黒沢清のベストか?
僕が初めて観た黒沢清作品はドレミファ娘の血は騒ぐ(1985)だった(確か大学時代)。強く印象に残ったので監督の名前を覚えたのを記憶している。CUREはだいぶ前に観たのだが、面白かった記憶があるので改めて観てみた。多分大半の作品を観ているが、やはり彼の監督作品では本作がベストだったのではないだろうか?岸辺の旅(2015)、クリーピー(2016)、蛇の道リメイク版(2024)など、最近では寧ろ駄作ばかりだがこの作品は脚本も面白いし、役所広司と萩原聖人のキャスティングも見事。個人的には催眠術など信じていないので怖さはさほど感じなかったが、ラストのファミリーレストランのシーンは実に暗示的。
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