君を忘れない(1995)のレビュー・感想・評価
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若者の葛藤
ドンパチの戦争映画ってよりも 人間ドラマを重きに置いた作り。 訓練シーンや爆破シーンが 気合いが入った見せ方で 実写の良さが垣間見える。 木村拓哉の粗削りだけど、 まっすぐな芝居が いいアクセントになっている。 松村邦洋がいいキャラしてます。 今では当時の空気感をだそうと 思っても無理だろうな。
青空に飛び立つ時
20年くらい前の作品です。
夏になると毎年みてしまいます。
テーマとはかけ離れた爽やかさが
印象的でした。
見終わってもずっと覚えていている
シーンが2点あります。
最後に飛び立つ時の隊長である
唐沢さんのセリフ。。
俺達の行為は無駄なのかもしれない
でも、この時代に自分達の国、家族を
守る為に命を賭けて戦ったという
事実に意味がある(記憶なので正確でないところや省略あり)
これが凄いリアルで、
今の時代に私達が繁栄を
享受しているのは、命令に関係なく
家族を守る為に先人の捨て身の
犠牲があったからというメッセージに
胸が熱くなります。
もうひとつが、飛び立つ先の青空です。
何か時間を超越した感覚に
包まれるんです。
先に戦い仕掛ける愚かさは
繰り返したくないですが
理不尽に蹂躙される事変には
断固として戦う姿勢を
忘れたくないです。
深刻さは足りないが、死に臨んで爽やか
総合:65点 ストーリー: 65 キャスト: 70 演出: 60 ビジュアル: 65 音楽: 65 無線の性能が悪くて殆ど使いものにならない時代に、飛行中に普通に会話をしている。これだけ有名俳優をそろえたせいか、坊主頭が基本の海軍なのに出演者みんな髪が長い。鬼畜米英だった時代にアメリカ軍に攻撃をしかけるのに、英語の歌を背景に出撃はやめてほしい。全体に軍隊について調査が足りず設定がいいかげんだと思うし、他にもいくつか気になる部分はある。 そのような部分があったものの、でも結論としてはそれほど悪くなかった。実際の特攻隊員の手記など読むとこの映画よりもかなり深刻なのだが、そのような深刻な部分も取り入れつつ、死に臨んで爽やかな青春群像になっていた。見終わったときの印象として、悲しみを含んだ清々しさが残る。意外だったのは、松村邦弘が人気俳優に囲まれて下手な演技なりに憎めない面白い存在になっていた。
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