劇場公開日 1976年2月11日

「●1周回って、楽しめる作品。」君よ憤怒の河を渉れ うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5●1周回って、楽しめる作品。

2018年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

萌える

高倉健がシブい。原田芳雄がカッコいい。
セスナに、馬に、そして熊に驚かされる。
ラストは勧善懲悪。組織の論理。
チャンチャチャンチャチャーン♪と、場違いな挿入曲に笑かされる。

昭和である。細かいコト気にしちゃいかん作品である。
まったく予想のつかない、ありえない急展開を楽しむ、だ。
そりゃあ、文革直後の中国人には衝撃だったろうよ。

タイトルからして、もっと重い作品だと思ってた。
これがもう、1周回って楽しめる。
ちょうどいいタイミングで観られたのかもしれない。
カッコいい男たちとど迫力な演出。
伏線もディテールもない。監督が好きなことやる。
粗削りだけど、映画の王道だ。

しかし、あれは時計仕掛けのオレンジ的なモノを狙ったのだろうか。
チャンチャチャンチャチャーン♪が楽しくなってきたら、キミの勝ちだ。

うり坊033