機動戦士ガンダムF91のレビュー・感想・評価
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時代が産んだ駄作
なんともどうしようもないガンダムですね。
大人は知能が低い人しかいないみたいで軍人も民間人もただただ大騒ぎして、うるさく自分の感情を吐き出すだけ。ストーリーは、わかりにくくなったらやたら長尺の説明セリフで話を強引に進めるスタイルで、常にご都合主義で主人公もヒロインも主要キャラも話進めるために本当にあっさり裏切るし、状況的にありえない信じられない嘘つくし、話進める為ならなんでもあり。感情移入なんて普通の人には無理。
テーマと言われている家族の愛なんて無くて、あるのは遺恨に満ちた思い出と諦めだけ。そのくせ執着が酷い。全く救いがない。
更に2時間かけて全く外的な状況は変わっていない。2時間かけてこの人達は何やっているの?
こんな話よく商業映画にしたと思うのだけど、バブル絶頂期ってそんな時代だったような気がする。
女の人は基本補助役でしか無くて、蔑まれていて、でもマスコットではひっぱりだこ。
男が仕事に使命感持っているかと言われると金金金で俺が俺がの押し売りばかり。
この映画のヒロインは最初の登場シーンから最後まで本当にそういう立ち位置しか与えられていないし、出てくる大人が自分の都合と感情しか言わないのも当時はむしろそれが評価されていたところを反映しているのかもしれない。
まあ思い出補正無しにすればバブルって碌なものじゃないし、そんな時代に浮かれて作られたこの映画も碌なもんじゃない。
商業ベース
商業ベースに乗せつつ、定期的に長編アニメーションを発表し続けていく難しさについて、考えてみた。魅力的なキャラクターを生み出す安彦良和や、作品ごとに違うアプローチで富野劇場を展開していく監督、そして、バンダイとすり合わせをしながら劇中のモビルスーツを商品化していく展開を進めていくデザイナー。
ロボットアニメという、特異なジャンルが行き着いた、ひとつの理想形と言えるのだと思うのだが、それと、映画が面白いかどうかというのが、別のベクトルにあるのが残念でならない。
例えば、興奮して大満足で劇場を後にして、「あー面白かった。ところで、あのヒーローが乗っていたクルマって?」と思って、調べてみたら、アストンマーチンだった。というのと、真逆のアプローチなのだ。商品のプロモーションありきで、よくできたドラマを見せられたところで、所詮はまがい物。
『機動戦士ガンダム』が優れていたのは、その日本式アプローチが、何人かの限られた天才によって奇跡の融合を果たしたことにあった。同じ奇跡は、二度と起きない。でも、「ガンダム」の名を冠し、「モビルスーツ」が出てくるアニメーションに、商品化を前提に製作費が集まり、時の才能が集められる。そうして、定期的に長編の劇場アニメーション作品を発表し続けるのは、毎年つながりのない別の作品を制作していくことよりも、容易いに違いない。
商業ベースで、発表され続ける宇宙世紀の物語は、最初の一年でとっくに終わっているのに。
前作よりかなり質感低下
総合:50点 ( ストーリー:40点|キャスト:50点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )
物語の設定と展開がどうにも強引だし、登場人物も敵味方陣営を切り替えて変わり身が早いし、何かと受け入れがたかった。
ウイキペディアによると、時代設定は一年戦争から40年以上、第二次ネオ・ジオン抗争からは約30年の年月が経過しているらしい。それまで活躍していたジオンは出てこないが、代わりに時代錯誤な貴族が率いるクロスボーン・バンガードというのが暗躍していて、各種先端兵器が開発されるほどの国力を持っている。
その割にやっていることがしょぼくて、孫娘一人確保するのに平和に迎えを派遣するのではなく、わざわざ危険な攻撃を仕掛ける。戦闘に巻き込まれて彼女が死んだらどうするつもりだったんだろうか。宇宙居留地が攻撃されて損害を受けていて大きな穴がいくつも開いているのに、人々は普通に生活も出来ている。突っ込みどころに事欠かない。
特に物語の展開が後半に急激に進行して、内容が希釈されてしまっていて薄っぺらになる。脚本がしっかりしていなくて無理やりに展開を圧縮して詰め込んだ印象。
登場人物はころころと陣営を変えてしまうし、たくさんの人が死ぬ大きなことをしようとしている割には、家族でのいがみ合いをしているだけだったりする。それも権力闘争とかではなく、感情的な人間関係のいがみ合いが原因なのがなんともしょぼくて。そんな登場人物にも魅力がない。
前作でシャアが世界を変えようと命を懸けたことに比べると、この人達はいったい何のために何をしているのだろうかと思いながら観ていた。
BS12放送録画 実質120分
映像娯楽作品として…
この作品、歴代シリーズでは評価が低いようだが、私はコレを評価している。
まず、敵がジオンや連邦の内乱組織でなく、新たな時代に発生した敵で
あること。
そして、過去の作品の知識を知らなくても、全く新しい世代の物語として
見始める作品と、なっていること。
その2つだけでも、ガンダム・ワールドを大きく広げた作品として、評価
できる。
よく、内容量が消化しきれていないと言われるが、主人公シーブックの
感情や主義は伝わる表現方法を行っているので、主人公の視点で
作品を見るとしては、失敗した作品ではない。
何より、アニメというのが「映像娯楽」であることの、絶対条件のツボは
押さえているわけで、受け手側が見て楽しむ作品となっているから、
30年以上、VHSテープ、DVD、Blu-ray、4Kと映像ソフトが変わっても、
売れ続けているのではないのですか?
辻谷耕史さん、ありがとう。
他の方々のご指摘の通り中盤の作画の乱れと展開の早さは当時の制作側の大人の事情が透けて見えます。
がしかし、富野監督が仰る通り「アニメーターが物理的に無理な事をやってのけた」といわれるシーブックとセシリーの月をバックにクルクルまわるシーンはガンダムシリーズ屈指の名シーンだと思います。
シーブックも
今までのガンダム主人公とは違いフツーのこ。ニュータイプではあるんだけど最初から優等生。初陣でMSを撃ち落とした時の心の葛藤もしっかり表現していて辻谷耕史さんの声の演技も相まって素敵な主人公。
森口博子さんの歌手人生を決めたという主題歌も神がかり的な美しさ。
30年経った現在に
大画面でF91と辻谷耕史さんの声を堪能できることに感無量でした。
4DXを見て
人生初の映画館で見た映画をこの年でもう一度映画館で見れるとは!
4DX自体はそれ程ではなく、風や水は温和しい。
振動と傾きはモビルスーツが動いている限り、絶えずありましたが
残念ながらそれ程 感動はありませんでした。
感動が無いのかというと、この作品を映画館の大画面で見れるのが素晴らしい。
当時やビデオ・4KULTRAHDBlu-rayでも見てきましたが映画館の大画面で見ることで
今更気付いた点を発見できるなど驚きもありました。
そして、Zガンダムではなく、この作品で素晴らしさを味わった
歌姫 森口博子様の歌唱力を味わっていきながらエピローグ。
感動できる本作のテレビ続編が作成されなかった事が改めて残念でならない。
閃光のハサウェイが時を超えて、映像化されるのだから、これを機に
テレビ続編の作成をして頂けないだろうか。
ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜
私、ガンダム世代であります
食い入るように見てました
突然、「ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜」森口博子さんの歌声を聴きたくなりYouTubeで見つけて酔いしれたいたのですがふと
何の作品だったのだろうか? どの疑問が!
この映画だったのですね
ゼータかな?、と思ったのですがF91だったとはね〜
でもね、この歌が1番心に残ってるんですよね
何十年ぶりかで見ましたよ
複雑な人間ドラマと絡めてのロボット達の戦闘
懐かしいね〜
でね、思うわけですよ私は
もうガンダムはアトムの上を行っちゃってるんじゃないかってね
ガンプラはあるけどアトプラは無いでしょ
歌も映画も書籍もね上なわけですよ、もう断トツに抜いちゃってるんです
それでもね、やっぱり『鉄腕アトム』にはどうしたって敵わないわけですよ
元祖であり祖先であり始まりの一歩目なんだからね
ビートルズが居なかったらって映画があるでしょ
だったらアトムが無かったら漫画やアニメの世界はどうなのかなーと思うわけですよ
ジャパニメーションとかそんな言葉も無かったかなってね
だからやっぱりガンダムはアトムには百年経っても勝てるわけがないのだなって
森口博子さんの歌声を聞きながら思っちゃたんだな〜
なんとー!
ガンダムの映画は全部見てるけど
これが一番やね
初代から続く物語
アムロやシャアなどは出てこないけど、モビルスーツやコロニーなどで時代を思い出す事が出来る
サイドストーリーではなくそれ自体だけで物語を作れる想像力(まぁ映画だけで完結ではないけど)
映像ではこの映画でしか出てこないけど好きなキャラやMSの上位にランキングされるくらい魅力的な要素がかなり入ってる作品
この後の物語は漫画で繰り広げられてるが(未読)、なかなかに不評w
新たな宇宙世紀100年を作るみたいやけど、個人的に1番作って欲しいのはこのF91の続編
漫画通りにする必要はないですし
当初の予定通りOVAででもいい
出来ればユニコーンみたいに劇場でやって欲しいけど
望み薄やけどずっと待ってますよ
ぜひ続きを、って漫画でやったのか
続きは漫画で^_^;
テーマは家族
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