機動警察パトレイバー the Movieのレビュー・感想・評価
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押井演出はもう腹一杯
押井監督の渋い演出が見所のはずなんですが、この作品ではどうもしっくりこないです。
香貫花の「コンバット」とかかっこいいって、印象に残るのはそっちメインです。
色褪せない傑作
コンピューターウイルスを題材にした作品。
この時代に、このような内容のストーリー展開はすごいと思いました。
警察の立場というリスク(リスクという表現は違うかな?)を乗り越える頭脳戦、ゆうきまさみさん作り上げた個性的なキャラクターが暴れまわるアニメの傑作だと思います。
ドラマがなく徒にストーリーを追ってしまっている。
わたしは駄作を見てしまうと、怒りがこみ上げてくる性質なのですが・・・この映画はどちらかというと腹が立ちました。
前評判が良すぎたせいかもしれません。
コンピューター暴走ネタの作品でこれの類に入る一番古いものは
ウォーゲーム
です。この作品や、サマーウォーズをみても、その点で新しいとか感じることはありませんでした。また、コンピューターの暴走というネタでいくと、かの有名なキューブリックの作品や、ブリンナー主演の異色西部劇があります。
主人公たちの敵がハッキリしてないので見ていてもイマイチ興奮できませんでした。具のないカレーライスを食って腹が膨れてしまったような感覚です。
でも、まるっきり駄作でもないと思います。押井守監督の次回作に期待します。
問題意識含めて全く色褪せていない作品。
『1980年代に予想されていた10年後』を描いた本作シリーズ。
私は漫画から本シリーズに入りましたがその世界観、キャラクター、機体に魅せられOVA、TVアニメ、劇場3作品、SFソフト、小説…と色々なメディアミックス作品を渡り歩きました。
非常に好きなシリーズです。
で、劇場1作目の本作。
主人公達が駆け回り、苦悩し、活躍する。
パトレーバーと暴走レイバーが派手に格闘する。
そして、帆場の捜査を通じて変化する東京、取り残される東京が描かれる。
笑って、アガって、考えさせられる。
そして劇中の音楽も格好いい。
最高です。
2013年の今観ても全く色褪せていません。
今回、劇場の大きなスクリーンで観る機会に恵まれて非常に良かった。
2014年に実写版公開予定ですが個人的には本作で取り扱ったHOS事件か廃棄物13号を取り扱った派手な映画にしていただきたいものです。
今夏公開予定の映画「パシフィック・リム 」みたいな映画にしてくれれば嬉しいんですが…ならないだろうなぁ。。
本作はオススメです。
当時としては何もかもが先進的
人型作業ロボットが暴走する事件が多発。原因が世界シェア8割のOSであるHOSにあると踏んだ特車二課は独自の調査を進める…。
事件の全容を探る中盤までの理知的な展開と終盤の方舟の禍々しさが何度観ても好き。ウイルス汚染シーンのビジュアルはやはり秀逸。
最高のSFエンターテイメント。
多分、押井守監督の最高傑作でしょう。
20年以上先を見据えた鋭利な先見性と、それに逆らうアナログ人間たちの「知恵と勇気」の奮闘が、ギャグを交えて存分に発揮されています。
古い話で恐縮ですが、「交渉人真下正義」はこの名作の丸パクりです。
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