「1989年の映画とは思えない」機動警察パトレイバー the Movie しゅんさんの映画レビュー(感想・評価)
1989年の映画とは思えない
当時14歳、劇場で見ましたが、半分くらいしか理解できていなかった。
(OSが何なのかも分からなかったけど、今なら)
その後、2005年頃にDVDで鑑賞して、ようやく理解。
今回は36年ぶりに劇場で再鑑賞。
自分と似た年齢層だけでなく、もう少し若い層が鑑賞していて嬉しかった。
レイバーは活躍していないけど、バビロンPJは東京湾アクアラインを彷彿とさせたり、PCウイルス、暴走、などあの時代によくこんな未来を描けていたのかと感嘆。
他の押井監督作品は見たことがないけど、エンターテインメント作品として良かったと思う。
DVDで何度も見ていますが、オープニング、箱舟に向かうシーンはゾクゾク&ワクワク。
最後のイングラムVS零式の戦闘シーンの有無について賛否両論ありますが、やはり必要だと思う。できれば、もっと時間を割いても良かったのでは?
篠原重工と政府の対応なんかも、風刺が利いていて良き。某自動車メーカーのリコール隠しを考えると、今では考えられませんが。
後藤さんと松井さん、榊さんと実山さんの会話なんかも、回を重ねるごとにしみじみ共感。
下町風の瓦屋根の民家と高層ビル、スクラップ&ビルド。
帆場の気持ちにも同感。
自分にも天才な頭脳があれば、似たような事をやりたくなるかも。
踊る大走査線やシンゴジラにオマージュされたことは、ファンとしても嬉しい。
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