「生涯ベスト映画ランク5位内」機動警察パトレイバー the Movie ライブラさんの映画レビュー(感想・評価)
生涯ベスト映画ランク5位内
ストーリーと伏線回収が絶妙。
帆場英一🟰エホバ。しかも間違えて広まった神の名前。
そしてその偽神が聖書の因んだ聖句を犯罪に絡めていく。
映画公開の頃にはそんなにメジャーではなかったOSをコンピュータウィルスの感染にして暴走するレイバー。
自分のプログラムに絶対の自信を持って冷笑しながら海に身を投げる帆場。
主役機の後継機の零式をラスボスに。
開発が進む一方で廃墟が進む街。
「我々は何処から来て何処に行くのか?」
帆場の心理に同調する後藤隊長。
前半はレイバーの暴走の謎を解明する隊員。
そしてそのトリガーが低周波であり、
台風の接近で、バビロンプロジェクトの要の箱庭によって低周波の共鳴が増幅され大暴走を始まるレイバーの危機に、箱庭の解体をするレイバー隊員。
箱庭を解体出来なくてもレイバーの暴走で被害は甚大。箱庭を解体してもバビロンプロジェクトは箱庭を失って大きく後退。
どちらにしても帆場の勝利。
それでも無人でも暴走するレイバーの中、箱庭を解体するが、第2統頂部に帆場英一の動くナンバープレートの表示がある。
主人公の野明は箱庭解体の中、現場に向かう。
しかし、解体に使っていたメインコンピュータまでコンピュータウィルスに感染していて解体不能に。
現場に着いた野明が見たのは帆場英一のナンバープレートを付けたカラスだった。
コンピュータを経由しないで箱庭をパージさせる手動の点火場所は野明の足元。
手動で箱庭をパージする野明。
崩れ落ちる箱庭。
日の出の中、コンピュータウィルスで制御出来ない零式と対決する主役メカイングラム。
力では勝てない零式に零式の制御場所を射抜く野明。
零式の動きが止まり、ヘリコプターで駆けつける隊長たちで幕を閉じる。
散りばめられた伏線と都会の廃墟の描写が素晴らしい。
劇場で観て小さい子供は理解出来ず、零式を偽者と呼んでいた。
ストーリーもメカデザインもメカの描写も最高。
生涯ベスト映画5に入ります。