「「たちの悪い冗談に付き合わされている様なもんさ」」機動警察パトレイバー the Movie komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
「たちの悪い冗談に付き合わされている様なもんさ」
榊と実山、後藤と松井の会話は、年寄り同士の鉄板ネタでは無いかなと思う。それがどんなに滑稽か、みんな分かっちゃいるが止まることはできない。それが出来るのは、大洪水を起こし、バベルの塔を圧し折った人ならざる者の力のみと言うところだろうか。それ故の開幕での犯人退場なのか。
実行部隊である若者パートと、真相解明と舞台整備を行う大人パートが表裏となって進んでいく展開はとても良かった。
きっと、当時は最先端であったであろうこの作品が、今日に於いては古典であるという皮肉まで含めて、悪い冗談ということなのだろう。
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旧約聖書を諳んじる後藤隊長というのは、彼のキャラクターに合っているのか疑問に感じた。
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懐かしい声優の方々の声に引っ張られて、昔見たアニメのキャラクターが色々と脳裏をよぎった。
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