キッズ・リターンのレビュー・感想・評価
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正直言って、分かりません…
初映画体験
映画によって初体験することはよくある。
でも、この作品が私の事実映画初体験だった。
それまではエンターテインメント性の強い映画しか見ていなかったのかもしれない。
キッズリターンを見た時、映画の作り方なんて何もわからなかったけれど、映像、サウンド、編集、(見ていてそんなこと意識していなかったけれど)などが強烈で、こんな表現の仕方があるんだ!と衝撃だった。
その中でも静けさの中での強さ、が私にとってはとても印象的だった。監督の言う暴力シーンを撮らずに暴力だとわからせることみたいなことだとおもう。これが10代の私には最強にかっこよくて、映画こそ私の表現方法だ!なんて前のめりました。
この作品からはじまり、人間という有様を冷静に見つめる監督の視点から学んだことは多くずっと北野ファンであります。
人生甘くない。
青春、人生
この作品は、若者の成功、失敗をテンポ良く描いた作品です。まず、どうしようもない不良少年2人組の内1人が、目標をもって、ボクシングに入るが、失敗して、ヤクザになり、もう1人が、ノリで、ボクシングを始めたが、才能が、あり、兄貴を超えてしまいそのままボクサーになってしまうという、皮肉な展開になりますが、これは、実際にあると思います。こういったことを得て、2人は、成功の道を歩みますが、世の中の厳しさ、自分への甘さに負けてしまい、失敗してしまいます。しかし、この映画の最後のセリフでも、あるようにまだ、終わりでは、なく、始まりなのです。人生とは、こういった失敗を通して、初めて、大人へとなる。こう言ったことを感じさせてくれました。また、これは、主人公2人だけに、視点をおいては、だめで、映画に出てくる脇役の若者達にも注目しておくと、ますます面白いとかんじさせてくれます。様々な若者の達の成功、失敗この先待ち構えて、いる人生そういったものを感じさせてくれます。今、わたしは、高校生です、こういった、人生のほろ苦さ、苦しみを味わうかもしれません。こういった面でも人生の予行練習として、見るのも面白いかもしれないと思いました。それにしても、寺島進さんと名前は、忘れたけど、親分役の俳優さんが、よかった。
どうでもいいことですが、安藤政信さんは、映画の撮影中に鼻が曲がってしまったらしく、落ち込んでいたところ北野武監督に励まされたらしいです。
良かったな~♪
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