劇場公開日 1999年6月5日

菊次郎の夏のレビュー・感想・評価

全28件中、1~20件目を表示

3.0『正男の夏』ではなく、『菊次郎の夏』。

2024年11月10日
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鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

4.0あの曲って菊次郎の夏のテーマ曲だってこと忘れてた

2024年7月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

楽しい

監督と脚本は『その男、凶暴につき』『3-4x10月』『あの夏、いちばん静かな海』『ソナチネ』『みんな~やってるか!』の北野武

1999年カンヌ出品作品
少し悲しいコメディー映画
映画.comではオールタイムベストに選ばれていないがそのなかでの北野作品ではわりと好きな方

粗筋
母に会うため東京から豊橋まで旅をする少年正男と保護者として付き添う赤の他人の中年男性菊次郎のロードムービー
妻から5万円を渡され新幹線で行けばいいのに競輪でスってしまう菊次郎
なんやかんやでヒッチハイクで豊橋を目指すハメに
なんとか着いてはみたが正男の母は前夫の死別後に正男を祖母に預け豊橋で再婚し娘がいた
正男は母に捨てられたのだった

絵日記風に
おばあちゃんの友達
こわいおじさん
へんなおじさん
だめだった
天使の鈴
おじちゃんが遊んでくれた
階段から落ちたおじちゃん
タコ男
サヨナラ
の構成

好きな場面
妻にディスられ菊次郎がVサインするシーン
菊次郎が少年たちからカツアゲし始め妻に叱られるシーン
かなづちの菊次郎がプールで佐清の如く溺れるシーン
バス停のビートきよし
大型トラックとピックアップトラックのロングショット
細川ふみえのジャグリング
井手らっきょのスイカ2号

ちょっとした隠し芸大会の雰囲気も

母と悲しい出会いと別れ
その後は縁日でハッスルしすぎてヤクザにボコボコにされる菊次郎
今回はマシンガンをぶっ放したりするバイオレンス映画ではない

小説家志望の男のアドバイスでサマーキャンプをすることに
暇なデブとハゲも加わりコント要素高まる
これは好みが分かれるところ
自分は好き
裸芸は笑いの原点であり引きこもった天照大神を外に出し闇から光の世界に戻すことに貢献したアメノウズメの生まれ変わりが井手らっきょ氏ではなかろうか
人を笑わせる仕事は素晴らしい
テレビで苦虫を潰して政治を語る評論家よりよっぽど必要性が高い少なくとも自分にとっては

麿赤兒がずいぶん酷い扱い
夢の中では本領発揮

配役
不良中年の菊次郎にビートたけし
菊次郎と一緒に豊橋に住む母に会いに行く正男に関口雄介
正男の祖母と親しい菊次郎の妻に岸本加世子
バイクの男にグレート義太夫
バイクの男の友人に井手らっきょ
怖いおじさんに麿赤兒
正男の母に大家由祐子
車のカップルの女に細川ふみえ
車のカップルの男に黒須洋壬
ヤクザの幹部に関根大学
ヤクザに田中要次
ヤクザに稲宮誠
ヤクザに村澤寿彦
小説家志望の男に今村ねずみ
バス停の男にビートキヨシ
テキ屋(射的)に諏訪太朗
テキ屋(金魚すくい)に江端英久
グランドの管理人に徳永邦治
喫茶店でタップダンスをする店員に舘形比呂
喫茶店でタップダンスをする店員に瀬下尚人
ホテルの支配人に右近良之
天狗に橋本拓也
天狗に石坂勇
ホステスに小島可奈子
ホステスに永田杏子
ホステスにつかもと友希
ホステスに小林恵美
ホステスに大葉ふゆ
ホステスに安井祐子
正男の友達に荒井賢太
正男の祖母に吉行和子

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野川新栄

3.5よかった

2024年6月24日
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吉泉知彦

5.0映画というのは映像ですね

2024年2月19日
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伊丹十三以来寅次郎以外の邦画は全く観ていませんでしたが、あの有名なピアノ曲の映画だと知ったので観てみたところちょっとビックリしました。

ビート君はManzai以来40年以上の付き合いですが、本当に彼が作った映画ですか?
セリフが極端に少なく専ら映像だけで抒情を体感させる表現力は天才的としか言いようがありません。

体を張ったネタの数々は風雲城や元気が出るTV辺りを懐かしく思い出させますが、一つ一つのギャグが浮いてしまうことなく作品全体によく馴染み且つ情感を盛り上げてさえいます。

映画は、ストーリー性やテーマ性より映像が優先されるべき、と改めて感じ入りました。

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越後屋

3.0後半はコメディ色が強すぎて、ちょっとついて行けなくなったが、ラスト...

2023年7月13日
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後半はコメディ色が強すぎて、ちょっとついて行けなくなったが、ラストシーンが良かった。子供の頃の夏休みを思い出して懐かしくなった。

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ぬおーん

1.0微妙かな…

2023年7月4日
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子供向けを目指したのかな…といった感じ。

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aaaaaaaa

3.5笑えて、ホッコリ

2023年3月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

章仕立てになってて、それぞれにタイトルが付いてます。

毎回コントが仕込まれてて、笑いながらホッコリしながら進んでいきます。

ヒューマン・コメディって感じ。

ラスト30分前ぐらいの、グレート義太夫さん、井手らっきょさん、のコントがバラエティみたいになって、安っぽくなった…

それまでは良かったんだけど…

それで台無し…

それが無かったら、もっと評価いいです。

惜しい…

残念…

珍しくビートきよしさんが出てきたのは嬉しかった(笑)

笑えてホッコリできて、元気ない方は元気が出るような映画だと思います。

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RAIN DOG

3.5ラストのやり取りは名シーンだと思う

2022年5月22日
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たけし演じる男と遠方の母に会おうとする近所の子供との旅ストーリー。何だかんだ面倒を見つつお互い傷つきながら絆を深めて行く。ぶっきらぼうながら子供のために一生懸命な男、そしてそれを見せまいとする不器用さ、そしてラストのやり取り。男なりに己の人生と向き合って行く様でした。
人気の無い物悲しい田舎風景と音楽、懐かしさを思わせる良い映画でした。
ただ確かに途中から旅の目的なくなりダレますね・・

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アポロ

3.5とにかくほっこり笑える作品で、良かった。少しホロリとするところもあ...

2021年1月10日
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とにかくほっこり笑える作品で、良かった。少しホロリとするところもあり、夏休みの儚い感じもあって、ノスタルジーーな感じだった。

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おれ

3.0ヤクザな中年男の優しさを視つけるロード・ムービー

2020年7月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

夏休みにどこにも行けない一人ぼっちの少年を慰めるべく孤軍奮闘するヤクザな中年男菊次郎の優しさを視つけるロード・ムービー。単純なストーリーの大筋だけの創作動機に、即興的な演出を試みて、その積み重ねで面白さが表現できないかと出来上がったような映画。そのところどころに、北野監督の人間性が溢れ、心優しい気持ちになって観てしまう。相変わらずの、場面展開やシークエンスの切り方にある独特なタッチと決め過ぎない構図で、北野監督らしいシーンが楽しめる。残るは、そこから感動を与えられるかの最後の決めであろう。

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Gustav

5.0菊次郎は形を変えて現れた救世主だったのかも知れません

2020年6月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

処女作は他人の脚本、急遽監督として撮ったもの

第2作、3-4x 10月は、監督として撮りたいことのショーケース兼実験作

第3作、あの夏、いちばん静かだった海
第4作、ソナチネ
第5作、みんな〜やってるか!
第6作、キッズ・リターン
第7作、HANA-BI

ここまでは、第2作の3-4x 10月でやってみせたショーケース的な要素をそれぞれ展開した作品だったように思います

本作は、いよいよ北野武監督が初めて取り組む要素に挑戦している作品だと思います

子役を使って、人間性と成長の物語を自分が語れるのか、監督が自分へ挑戦をしているのだと思います

成功したと思います

久石譲の音楽をどう使うかまで最初の構想に入れて注文していたそうです

正男の見る二つの悪夢のシーンは特に心に残る素晴らしいシーンでした
麿赤兒の素晴らしい舞踏、美しい幻想的なセットと照明と撮影
ため息がでました
天狗のダンスも見事でした

正男と菊次郎の二人共に旅を終えて成長して、何かが変わっています
ロードムービーとしての本質を見事に達成していたと思います

正男の青いナップザックには天使の羽の飾りが付いています
ラストシーンで隅田川の橋を走って渡る正男の背中にあり天使が飛び立とうと走っているかのようです
旅で貰った天使の鈴が音を立てています
ちいさくとも教会の鐘です
彼の悲しい気持ち、寂しい気持ちは、救われて天上に登って行ったのです

菊次郎は形を変えて現れた救世主だったのかも知れません

素直に感動しました

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あき240

3.0おじさんと少年の“ひと夏の冒険”!

2020年1月2日
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鑑賞方法:TV地上波

寝られる

 KBS京都「新春シアタースペシャル」を録画して鑑賞。

 展開が読める…言い方を変えれば王道。それ以上でも以下でも無い作品だなと思いました。特にめちゃくちゃ感動するということもありませんでした。

 久石譲の音楽の力は絶大。
 それと、“キタノブルー”の美しさも…。
 名作なんじゃないかと錯覚させる効果がすごい(笑)

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しゅうへい

0.5意味のない映画

2019年11月22日
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こういう、なにもないのに、なにかあるように感じさせる手法にひっかかる人は多いので、目を覚ましてほしいものです。

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アサシンⅡ

5.0憧れる

2019年9月15日
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なんともないシーンに思えるところも夏休みを思い出させてくれます。ただ面白いシーンだけを撮った映画より共感もしやすく惹かれていきます。
この映画の出来事は、普通にある事に少し特別感がプラスされていて憧れると共に心が揺さぶられます。

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ちゃー

2.0「正男の夏」じゃなくて、『菊次郎の夏』

2019年8月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

ひと夏の出来事。
会ったことのない母に会いに行く。
ちゃんと祖母に確認しなくていいのか?とか、あまりにも無計画で傍若無人な旅に、あきれ、つっこみを入れつつ、ああ、ひょうきん族のノリ?要所要所で、関りになる人が、”芸”を披露してくれて、”浅草芸人”のお披露目のように見えてしまう。

そんな、ちょっと飽きてきたところに、旅の目的の場面があり、ほろっとしたところで、後半。さらにグダグダな展開が続く。

こう書くと目も当てられないような映画に見える
(実際、はまる人ははまるだろうが、万人受けする映画ではない)が、
麿氏演じる怪人が出てくる夢の部分は見事だし(うなされそう)、
トラックの運転手との乱闘は見事だし、
夜のバス停の場面はそれだけで絵になるし、
正男の母との場面、菊次郎の母との場面は、胸をきゅっとつかまれる。

そして、グダグダな(笑)が続く後半。正男の楽しそうな顔。
祖母の愛に包まれて大切に育てられていることは、着ている服とか言動からもわかるが、こんな風に自分が中心で大人たちからかまわれたことなんかないんだろうな。

触法しているだろという出来事も含めて、絶対に保護者=祖母とは経験できない”男”?のひと夏の出来事。正男にとっては決して忘れられない夏の思い出。
そんな風景が、久石氏の音楽、特に無音で包まれる。

とはいうものの、「正男の夏」ではなくて、『菊次郎の夏』。
子どものお守りを押し付けられ、何とかしてやりたいという気持ちはあるものの、子どもの扱い方を知らない菊次郎。
そんな菊次郎が、正男を通して、子どもの頃から引きずるいろいろな思いを昇華したのかな。正男以上に、菊次郎にとって忘れえぬ夏になったのだろう。

呼び方が「ボウズ」から「ぼうや」になった点が、とくにそう呼び方を変えたくなると凡人には思えないエピソード(他にそれらしい意味づけをしやすいエピソードはあるのに)なので、失礼ながら、編集・記録・脚本のミスか?とも思ってしまうが、きっとなにか意味づけはあるのだろう。

そんな風に見直すと、いろいろな場面が愛おしくなる。
妙に間延びした展開すら、夏の暑さにうだる様、畑や浜に渡る風を表しているよう。

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とみいじょん

2.0駄作だと思います

2019年8月4日
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せっかくストーリーは魅力があるのに
無駄な場面や演出が多過ぎます。

音楽と岸本加世子さんは良かった^_^

但し、後の名作「座頭市」に繋がる練習の映画だったのかな。

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太郎小太郎

4.5名作。他の監督作品でもいえることなのだけれど、編集の良さで見せてい...

2019年7月24日
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名作。他の監督作品でもいえることなのだけれど、編集の良さで見せている作品。

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collectible

3.0ジャームッシュ

2019年7月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ロード・ムービーだけど、それぞれの構図が全く面白くない。少年正男の絵日記もそうだが、全て記念写真風な構図。これはジム・ジャームッシュ風と言えなくもないが、カンヌを意識しすぎて失敗しているとも思える。漫才師としてのタケシ色を出しすぎているせいかもしれない。まだまだ色んな作風にチャレンジする北野武監督の姿勢だけは評価できそうだ。

 後半、母親を見かけてからは、井出らっきょとグレート義太夫が目立ちすぎ。海外の人は楽しめるかもしれないが、日本人が見るとどうしてもたけし軍団のバラエティ番組に見えてしまう。「正男少年のたけし軍団入門日記」と位置付けるなら、また別の映画として楽しめるかもしれないのだが・・・

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kossy

3.5友達

2018年3月26日
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年上の友達はいないけど
欲しくなります。

神社で手当てするシーンが
いいです。

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くり

4.0ぼくとおじさんの夏休み

2018年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD、CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

幸せ

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近大