劇場公開日 1953年8月12日

「わがまま若尾文子とかっこいい小暮実千代」祇園囃子 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 わがまま若尾文子とかっこいい小暮実千代

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

カワイイ

祇園の芸妓・美代春のところに芸妓をしていた母を亡くしたばかりの少女・栄子が舞妓を志願して訪ねてきた。栄子の父は美代春の昔からの馴染み客だったが、メリヤス問屋の商売が零落し、体調もすぐれずに細々とした日々を過ごしていたため、栄子の保証人にはならないと言った。しかし、栄子の熱意に負けた美代春は保証人無しで彼女を仕込む事にした。
一年間の舞妓修行を経た栄子は美代栄としてデビューし、お茶屋の座敷に出たところ、車両会社の専務・楠田に見初められた。美代春も楠田の取引先である役所の課長・神崎に好意を持たれた。
美代春と美代栄を連れて上京した楠田は、美代春たちには内緒で神崎も呼び寄せていた。宿泊先の旅館で神崎の相手をするように頼まれた美代春は困惑しながらも神崎と対面したが、美代栄は強引に迫る楠田を拒み、大怪我を負わせてしまった。この事件で美代春と美代栄はお茶屋への出入りを止められ、屋形で仕事の無い日々を送ることになった。
しばらくして、お茶屋のお君から神崎の座敷に来るようにとの連絡があり、従えば、美代栄の事件のことは許すといわれた。戸惑いながらも美代春は行く決心をした。一夜明けて屋形に戻った美代春を美代栄が責め、世代も考え方も違うふたりがぶつかり合った。そして・・・そんな話。

ストーリーとしてはどうって事ないし、時代が時代だから、舞妓といっても芸だけじゃなかなか食べていけなかったのだろう。気前の良いパトロンを見つけて、夜のお勤めも必要だったのだろう。
役的には、わがままで世間知らずの美代栄(若尾文子)とカッコいい美代春(小暮実千代)という感じだった。
若くてちょっとぽっちゃりだがすごく可愛い若尾文子を大きなスクリーンで観れて満足だった。

りあの
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