「横浜橋商店街」乾いた花 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
横浜橋商店街
一言で言えば理屈っぽいチンピラ映画。
狂った果実とか青春残酷物語とか、この頃大いに流行った妙に肩に力に入ったメンドくさい作品の一つではありますが、カミソリのような映像感覚は抜きんでています。チンピラが口にすると滑稽としか感じらられない難しい言い回しはご愛嬌として、池部先輩と加賀先輩の時代を超えたカッコよさは突出しています。
昭和30年代の横浜の風景は、オシャレな港町と勘違いされている横浜を、本来の薄汚い魔都として忠実に捉えています。
しかし加賀先輩は美人ですね。最近特に女優は中性的になってしまいましたが、中国や韓国のように吸い込まれるような美しさがなくてはいけません。
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