カルメン純情すのレビュー・感想・評価
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髭面で偉そうに、どこかの知事見たくない?
右肩上がりの資本主義経済を表現しているかなぁ?
不条理でスラップスティックな喜劇。
あの東山千栄子さんがコメディを演じ、我の強い演技で定評のある高峰秀子さんがコケティッシュな演技で挑む。演出家の力量を感じる。
『これは犬ね。分かるわ。でも、尻尾がないわ』
『それはオス犬なんだよ。オスは尻尾隠すだろ』
フランスのヌーベルバーグはこの映画をリスペクトしていると感じる。
残念なのは劇中劇『カルメン』がチープ過ぎる事と音楽がチンドン屋見たいな所。もう少し、大掛かりにして、オペラにすれば良かったのに。
と思った。
また、
カルメンは純情になり、古典を習う。この姿が良いと感じる。
しかし、この頃は子供が多くて、うるさかったろうね。他人から見れば、子供の泣き声はうるさいね。何も我慢することは無い。
がしかし
今は少子化で老人の喚く声が目立つが、子供の喚く声どころか、子供の笑顔も見ることもなくなった。
さて、絶対間近の第三部 それは誰が演じる?
これも国策映画なのかもしれないが、傑作と思う。国際的なカルト映画の元祖って所だ。
後半は、わざと、ややこしい映画にしている感じ
このころは、0歳児の赤ん坊が映画に出演していたんだ へえー
カルメンが、泣く赤ん坊に、
①蹴とばす、②首を絞める、③馬に食べさす、等の言葉、笑えた
現在では、映画の中でも、こんな発言言えないだろうなあ
また、パンパンも合法だったみたいだし、
1952年は、2020年とは、子守りの言葉も違うのが面白かった
ただ、70分頃までは、映画を楽しく観ていたが、それ以降は、
①嫌がらせの手紙とか、
②赤ん坊を使って立候補予定者からお金を取るとか、
③須藤一、千鳥、双方とも、お金に意地汚くて、
お互い異性と遊びまくりとか、
④選挙のデモ行進、等
わざと、やこしい映画にしている感じがしたのが、少し残念
前回の作品=「カルメン故郷へ帰る」の方が良かった
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