「髭面で偉そうに、どこかの知事見たくない?」カルメン純情す マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
髭面で偉そうに、どこかの知事見たくない?
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右肩上がりの資本主義経済を表現しているかなぁ?
不条理でスラップスティックな喜劇。
あの東山千栄子さんがコメディを演じ、我の強い演技で定評のある高峰秀子さんがコケティッシュな演技で挑む。演出家の力量を感じる。
『これは犬ね。分かるわ。でも、尻尾がないわ』
『それはオス犬なんだよ。オスは尻尾隠すだろ』
フランスのヌーベルバーグはこの映画をリスペクトしていると感じる。
残念なのは劇中劇『カルメン』がチープ過ぎる事と音楽がチンドン屋見たいな所。もう少し、大掛かりにして、オペラにすれば良かったのに。
と思った。
また、
カルメンは純情になり、古典を習う。この姿が良いと感じる。
しかし、この頃は子供が多くて、うるさかったろうね。他人から見れば、子供の泣き声はうるさいね。何も我慢することは無い。
がしかし
今は少子化で老人の喚く声が目立つが、子供の喚く声どころか、子供の笑顔も見ることもなくなった。
さて、絶対間近の第三部 それは誰が演じる?
これも国策映画なのかもしれないが、傑作と思う。国際的なカルト映画の元祖って所だ。
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