ガメラ 大怪獣空中決戦のレビュー・感想・評価
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怪獣映画の金字塔!
平成ガメラシリーズの素晴らしさは、三部作の世界観が統一され、そこになぜ事件が起きるのかを説明してあることだと思います。そこが、ゴジラとの大きな違いだと思う。
ゴジラの商業主義は、もともと原爆実験の結果生まれた怪物だったのに、南海に住む恐竜のような扱いになり、何故か子どもができたり、シェーもするし、放射線を吐きながら空も飛ぶ。出てくる度に学習しないニンゲン達に攻撃され、何度助けても、健忘症のように攻撃するじゃない。その辺がどうしても馴染めなかった。
さて、ガメラは昭和時代から破壊獣としては扱われてこなかった(初登場時は違いますが)。
何となく神獣として扱われ、子供が好きとか、外敵から守ると言うようなヒーロー的存在だった。
昭和時代のロボットアニメの系譜に繋がるね。しかも、スタイルとして、ブロレスのように徹底的にやられまくった挙句、奇跡の復活を遂げやり返すと言う、日本人の琴線に触れるストーリーにシビレます。
平成ガメラは、造形こそ進化したが、立ち位置は同じだ。守るものがありそのために闘う。
だからこそ、最後のシーンでの大見得なんだ。
歌舞伎だね!
ギャオスは究極の敵。
後のレギオンとの戦いを経て、再びギャオスと戦う。
一体でも大変なのに、大軍とはね。しかもハイパー。そして、ガメラ自身は手負い。
何てシビレる設定だ。
究極に残念なのは、このリバイバル上映が見られないこと(笑)
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と思っていたら、最新のゴジラ キング・オブ・モンスターズにはやられた。
シン・ゴジラの事象としてのゴジラに対し、地球代表としてのゴジラが活躍する、これは素晴らしい。
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ようやく4Kでのリバイバル上映を見ることが出来ました。
やはり名作。
前半のガメラが登場するまでのハラハラドキドキ感?ワクワク感が止まりませんでした。
今の技術なら、合成もミニチュアもCGでもっとなめらかにやれるだろうけど、着ぐるみやクロマキーを使った映画としては究極の出来だと思う。この時の独特な見せ方は、ウルトラマンダイナに始まるリアルさの追求だと思う。
ところで、見直してみると、カメラとギャオスは夜の渋谷で戦ってはいないんだね。ギャオスは山手線?を襲っているけど、東京タワーの巣を強襲するのは昼間なんだね。出来ればもう少ししつこく戦っておいて、のちのガメラ3に繋げて欲しかったな。そこは惜しいところ。
ハリウッドでリメイクして欲しいな。
令和3年11月15日.チネラヴィータにて鑑賞
いいね、怪獣映画!
観た。二つの世代が入り混じる観客の一人として。
自分のように、1967年の「ガメラ対ギャオス」に子供時代に出会った世代(俺は当時7歳)。つまり、60代。そして、1995年の「ガメラ 大怪獣空中決戦」(本作ですね)に子供時代に出会った世代。つまり、30代。
怪獣好きなはずの俺は、平成ガメラには出遅れていて、実はイリスを観たのみ。
だけどそこで、隊員が「下がれ、退却!」と叫ぶシーンを初めて観て、「なんか、この映画、一味も二味も違って本格的!」と身震いしたのは、つい昨日のことのように思い出せる。「うわ、自衛隊がちゃんと後援してる」ってのは、俺にはインパクト大きかったな。子供の頃からの怪獣映画で、後退せず、ただ怪獣の強さを示すためだけに玉砕する防衛軍ばかり観てきたから「やっぱ、本物は違うなあ」と感心しきりだった。あれから、樋口監督、好きなんだよな。
舞台が富士の裾野の三島駅なのも、自衛隊の演習を活かしたいからなんだろうな、きっと。
樋口監督の特撮。やはり気持ちがいいです。あとから知ったけど、怪獣を見る視点が、人から見る視点に統一されていたんですね。それで、気持ちがいいのか。
そして、自分は、「シンゴジラ」のレビューで書いた通り、ゴジラの背ビレから放射される無数の光線がこの上なく美しいと思うのですが、既に本作でも、その片鱗が描かれてました。ちょっと発見で、嬉しい。
その樋口監督をもってしても、合成シーンは、いくつか悲しくなる出来の部分がある。漂流するガメラの背中で調査するシーン、空中戦の一部シーン、…
1997年だから、もうオプティカルプリンターで重ね合わせる時代ではなく、CG合成だよなぁ。それなのに… しかし、Wikipediaで知りました。本作の制作費、たったの5億円なんですね。じゃあ、よくやったってことなんだろうな。
キネマ旬報のベストテンに入るなど、評価がこれだけ高い本作でも、黒字とはいえ稼いだ金は7億円どまり。やっぱり、特撮映画、怪獣映画って、大変なんだなあ。
そして、興行で80億稼いだ "シンゴジラ" の偉大さにあらためて気づかされました。
ヒロインは中山さんの妹の方。顔が派手ではない方で、自分はだいぶ好き。
ただし、棒読みっぷりは、呆れを通り越して感心してしまうレベル! 藤谷さんと二人揃ったその破壊力は、おそらくギャオスの超音波を凌ぐのではないだろうか、というレベル!!
でも、それでいいんじゃないかなあ。怪獣映画なんだから。
ついでに言えば、小野寺さんは、やはり "殿下" ってことになっちゃう。「太陽に吠えろ」世代なもんで。
あと、冒頭は、ホントに懐かしい。そうそう、そんな字体で名前出して、音楽はまさにそんな音楽で… それがいいわけじゃないけど、見事な再現に、感心!
おまけ
1995年頃を懐かしく思ったシーン。
福岡ドーム、出来たばかりなんだな。(93年)
Jは、ヴェルディなんだ。(93年優勝)
東海道新幹線、まだ、丸いんだなあ。
悪くないね
怪獣映画の中で一番好き
意外と面白かった人生初ガメラ!
生まれてこのかたゴジラは観る事があっても、何故か全く観る機会のなかったガメラ。AmazonプライムのKADOKAWAシネマコレクションで初観賞してみました。CGがない時代の作品で微妙なのではないかと思っていたのですが、意外と面白かったです。
ガメラを下から見上げるようなアングルで撮っているのがカッコいいですね。そしてあのガメラの飛び方がスゴい!なんとなく知ってたのですが、実際観てみるとインパクトあります。で、足だけ甲羅の中に入れて飛ぶ事も可能なんですね。ガメラさん芸達者やなぁ。
自衛隊が民事に介入していいんですか?とか言うセリフだったり、ギャオスの染色体が一対しかないとかいう設定だったり、子供が観ると難しいんじゃないかと思われる所もあるのですが、その分大人が観た時に面白いので良く作ってあるなっと感心しました。こういうリアルっぽさって大事ですよね。ここからきっと「シン・ゴジラ」のような突き詰めた映画に発展していったのだと思います。
後、富士山の裾野の自衛隊演習場で撮影した戦車のシーンが良かったです。74式戦車が揃い踏みで進んで行く姿はカッコいいですね。ストーリー的には勘違いしてガメラを攻撃してたので残念な扱いでしたが。東京タワー目指してミサイルが飛んでいく描写もカッコ良かったです。東京タワー破壊しちゃいましたけど、その分ギャオスの夕日のシーンに繋がったのでヨシとしましょう。
なんとなくゴジラよりマイナーなイメージのあったガメラですが、ゴジラに負けまいという作り手の知恵と努力が伝わってきて、なかなか面白かったです。平成三部作の残りも楽しみです!
怪獣世代に捧げられた金子修介監督の素敵なプレゼント
怪獣映画にそこまで思い入れはないつもりだったが
カメ型怪獣飛ぶ、泳ぐ、回る、そして吠える
元々特撮は結構好きな方なので、いざ、初ガメラ!
ガメラの迫力が素晴らしい!
やっぱり、特撮ってすごいですね。
一部チープな部分もあるものの(そこがいいんですが)、本当にガメラやギャオスがいるように感じるあの臨場感は圧巻でした。
途中まで普通に観ていたんですが、ガメラが動き始めたあたりで、やはり突っ込まずにはいられないなと思ったので、以降、名言をつまみにツッコミまくりました。
テレビのアナウンサー「博多湾に怪獣、怪獣が出現しました。」
え、何故そんなに普通に怪獣が出たことを伝えられるんだ笑
そんなに怪獣の出現は普通のことなのか笑笑
そして、逃げたギャオスを追って、え、ま、まさか…
ジェット?ん、飛ぶの?
わっ!飛んだ!亀が飛んだ!
しかも回った〜笑
まるでハンドスピナーのように。
会議にて、「トキは人食いませんよ」
「お前より鳥を選んだのさ」
もう、名言。
そして、ガメラへの集中攻撃シーン
いや、結構攻撃外してるやん。
タクシーの強行突破
ハハハハじゃねぇよ、一度やってみたかったってやっちゃダメでしょ笑
再び会議にて、「例えばティラノサウルスが出現したとして」
え?もう、この際なんでもアリになってる笑笑
「奴らは滅んだ。でも俺らは生きてる。」伊原剛志さんカッコいい!
ギャオスが東京に襲来、中央線どこ持ってくのぉ?
「東京タワーが!」
あーあ、こりゃひでぇ笑
いやいや、避難してるのかもしれないけど、民家の上すれすれを飛ぶミサイル危な過ぎ!
「ガメラは今どこに居るんでしょう?」
からの、「身勝手過ぎますっ!」
テレビでアナウンサーが注意喚起
「夕方からは外に出ないでください。とりわけ、広い道路ではギャオスに襲われやすく、厳重な警戒が必要です。」
「今度、怪獣のいない東京を案内するよ」
これが言える大人になりたい。
結局は地上でお決まりの取っ組み合い
タイトルどこいった?
と思ったら、空中へ、いや、宇宙へ‼︎
え、これには開いた口が塞がらなかった…
ギャオスのやりたい放題、人食い目的で来たはずが、積極的に街を壊しにかかってる⁉︎
プルトニウムや当時の公害問題は勿論、折れた東京タワーに着地するギャオスなど風刺もバッチリでした。
エンディングクレジットに佐藤二朗さんの名前を発見!
風吹ジュンさんは確認できました。
また、あの学生が袴田吉彦さんだったとは驚き!
それにしても、ガメラとギャオス可愛かったです。
人生に一度は観ておくべき、傑作でした。
ギャオスの合成粗くて昔の映画だなぁと思うのだけれど、はじめの方から...
ギャオスの合成粗くて昔の映画だなぁと思うのだけれど、はじめの方からドームに閉じこめる作戦とか展開が良いので、ガメラ初登場シーン頃にはもう完全に気にならなくなっている。
プルトニウムとかそっちかと思ったら神話とか勾玉も取り入れて脚本が凝っている。まぁでもタイトル通りバトル中心。
自衛隊の攻撃が効かない!とかじゃなくて、けっこうダメージ与えている。
全編にわたってかなり見応えある。
ありがとうガメラ。
本物の報道の底力
当時の報道番組やワイドショーで活躍されていた方が次々に出てくる。
それだけで、そこに起こっていることにこれだけリアリティーをもたらせるのか。すごい。
TVが製作に絡んでいる映画には失望させられることが多いけれど、この映画は日テレの力が効いている。
そして、本田氏。アクの強さは抑え気味だが、コメディリリーフ的存在として、目が離せない。
そして、その横にいる長谷川氏。お二人の間合いがとてもいいのにも関わらず、本田氏が何やっても、それを漫才コンビのように受けるでもなく、ただ己のスタンスを崩さない。なのに、繰り返してしまうが、”コンビ”として成立している。なんてすごい存在なんだ。
本郷氏の出演も、かっての怪獣映画を思い起こさせてツボ。
そしてガメラとギャオス。
どちらもクリクリおメメがかわいい。
ガメラについては誰も「亀」と言わない。ひっくり返って足をバタバタさせる様すらあるのに。「どう見ても亀だろ!」と心の中でツッコミ。なのに、橋で主人公を逃がす場面では、逃げたか確かめてうなづく場面もあったりしてかわいい。そんな、台詞にはないが、脚本に仕込まれたギャグも効いている。
ギャオスの方は動きに迫力がある。画面に向かって飛んでくる様。商店街で犬を襲う様。迫力がある。なのに、成長するシーンでは大爆笑。
そして皆さん絶賛の、ギャオス on 東京タワーの美しさよ。
ツッコミどころも満載。
職場規範、それでいいんかい!とか、
巫女?で、お子様向けだからか「お父さん」と力を合わせてパワーを送るって(笑)。
いきなり宇宙ですか?まあ、確かに『空中決戦』ですが…。でも、決着したのは…。
他にも、あれもそれも、いろいろ…。
そんなツッコミどころも、狙った胸躍るオマージュ・お約束どころやギャグですか?と言いたくなるほど、脚本と演出と映像がうまくかみ合い、飽きさせない。
出演者も、すでに上に記した方々以外にも、蛍氏や、ワンショットしか出ない商店街で襲われそうになる婦人や自衛隊関係者がしっかり演じてくださり、作品を支えている。
怪獣映画も、本当に好きな人々が本気で作ると、こんなに楽しめる作品になるんだなあ。
こんな映画なら何度も見たい。
ps:報道系のキャスターたちが報道する様を見て、普段でもフェイクニュースでも、この映画のように本物っぽく伝えられるんじゃないか?と怖くなった。
最も、数々の大災害の時の実況報道と比べると、やっぱり、”ヒリヒリ”として緊張感が足りない。災害に関しては騙されないで済みそうかな。
ギャグが良い。
伝説の怪獣映画【再見】
すばらしかった
公開当時は映画館で見なくてレンタルビデオで見てあまりに面白くて魂消た。それ以来で見たら合成がちょっとしょぼかった。当時できたばかりの福岡ドームに閉じ込める作戦とかワクワクする。作戦は完璧なのに遂行で失敗するところが、あり得そう。自衛隊の兵器がガメラにダメージを与えているほど強いのもいい。ギャオスが人喰いなのもすごくいい。藤谷文子のカタコトっぽい日本語が変。
金子監督の怪獣映画は最高なのだが、庵野監督に全部持って行かれてしまった感じがあるのが悲しい。
(追記)
4Kリマスターの上映で初めてスクリーンで見ることができた。おそらく3回目だ。当時の技術でやれることをすべて全力でやりつくそうとしている感じがみなぎっている。SFの枠組みで語ろうとしているところがいいのだけど、それにしてはガメラの目がかわいい。
ギャオスが東京タワーを破壊して折れた部分に巣を作ってるのが夕陽に映える。経済に与える影響が大で、日本経済に大きなダメージを与えているが、今現在日本は怪獣が暴れていないのにコロナとウクライナ戦争で経済が深刻だ。30年間ずっと悪化し続けていてここにきての物価高で最悪だ。怪獣の方がまだ退治すれば回復の目途が立つのでマシな気がする。
藤谷文子のエキゾチックな感じがガメラとの交信には必要だ。交信自体が必要かどうか不明でもある。
怪獣映画×リアリティー
脚本はリアリティー重視なんだろうな、
というのが伝わってきた!楽しめた。
シン・ゴジラを先に観ちゃったので、
「シン・ゴジラ感すごい!」となったけど、もちろんシン・ゴジラがこちらを踏襲・オマージュしてるのよね。
(ちなみに昭和ガメラシリーズは未見)
メイン人物が自衛隊員と鳥類学者ってのが面白いな。
今はだいぶCGに頼っているであろう街並みや爆発シーンを、実際にジオラマを作って火薬爆発させてやっているので、
市街の戦闘シーンや爆発のすさまじさの実物感や迫力がすごい!
福岡ドームや東京タワーが破壊されるのも謎の興奮があった。
折られた東京タワー、ギャオスの巣にされてた。笑
個人的にはガメラのジェット噴射飛行が愛嬌があって好き。ガメラが飛ぶ度に毎回「ふふふ」となる。
ヒロインの鳥類学者の女性の女優さんが美人で素敵。
久遠の神話
塚口サンサン劇場で開催された「平成ガメラ三部作 重低音ウーハー上映」で初スクリーン鑑賞(通算25回目くらい⋯否、もっとか?)。
監督・金子修介、特撮監督・樋口真嗣、脚本・伊藤和典と云う名トリオが生み出した特撮怪獣映画史上に輝く画期的な作品である。日本VFX界に革命を齎したと大称賛され、今なお色褪せぬクォリティを誇り、まさに「久遠の神話」となった大傑作だ。
テレビ放送を録画したビデオを観倒した。それでも飽き足らず大人になってからDVD(デジタル・リマスター版)を購入し、何度も何度も観た。
そして今回、初めてスクリーンで鑑賞した。迫力倍増且つ感動一入。しかもほぼ満席。上映後には全員で拍手した。オタクの一体感の素晴らしさよ⋯
現実世界に怪獣が出現した時、自衛隊はどう行動し、一般市民はどう反応するのか、かなりリアルにシミュレートされていると思う。日本テレビの本物の報道番組が劇中に登場する点が、リアリティを補強していた(アナウンサーの顔触れが懐かしい)。
特撮のクォリティも素晴らしい。野外にセットを組んで自然光の下で撮影されているため、ミニチュアの街並みがリアルに見える。つくり込みも細かくて、本物感がより一層強調されていた。
画角も、人間が怪獣を見上げている目線が意識されていて、怪獣の巨大感を醸し出すと共に日常に現れた非日常を感じさせる。ゴジラ・シリーズではあまり見られない画角のような気がする。
ギャオスが折れた東京タワーに巣をつくり、夕日をバックに鳴くシーンは屈指の名場面であろう。これまた、怪獣の存在する非日常を強く印象づけると共に、不気味さを醸し出す演出が秀逸だ。
東京全域で展開するガメラとギャオスの激闘が圧巻。飛翔時の合成に難有りだが、それを差し引いてもスピード感があるし、ここまで大規模な空中戦の描写は斬新で手に汗握りっぱなしだった。
「シン・ゴジラ」は本作の系譜を引き継いでいると言っても、決して過言では無い。現実に即したリアリティも去ることながら、樋口真嗣特技監督をはじめとしたスタッフも殆ど共通しているので、両作の繋がりは深いなと、改めて思った。
[余談1]
初鑑賞は3歳。2作目公開を記念した「金曜ロードショー」での地上波初放送を両親が録画してくれていた。当時「ゴジラVSスペースゴジラ」を観て特撮にハマったばかり。絶好のタイミングで観せてくれた親に心からの感謝を捧げる。
[余談2]
本作は「キネマ旬報」ベスト・テンにランクインした初めての怪獣映画である。1995年度の第6位だった。2016年に「シン・ゴジラ」がランクインするまで唯一無二の存在であった。
2009年に行われた同誌の企画「日本映画オールタイム・ベスト100」にも見事ランクインしている。星雲賞や日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などの映画賞も受賞していてすごい。
[追記(2019/05/02)]
令和最初の怪獣映画鑑賞となった。サンテレビの「シネマスタジアム」で放送されていたが、そんな時に限って仕事が片づかず、帰宅したのは放送終了後。すでにカラダは本作を観たいモードになっていたので、DVDで鑑賞することにした。
今更ながら感じたことを述べる。ギャオス捕獲作戦が福岡ドームで行われたが、よくよく考えると人を襲って食べる生物を市街地へ連れて来る計画を躊躇いも無く許容出来たな、と⋯。あくまで保護対象の野鳥と云う解釈だからだろうか。
[追記(2020/11/29)]
ドルビーシネマと云う最高のシアター空間で本作を鑑賞出来たことの喜びを噛み締めている。高精細映像で浮かび上がる細かなディテール。立体音響で迫力が増した空中決戦。全てに大興奮だった。映像と音のクォリティーが高くなった分、当時の技術的な粗が目立つようになった瞬間(特に合成画面)もあったが、それを含めて愛すべき作品であり、終生残していきたい特撮遺産だと心の底から思った。
[鑑賞記録]
2016/10/22:塚口サンサン劇場(重低音ウーハー)
2019/05/02:DVD(デジタル・リマスター版)
2019/10/06:Blu-ray(4Kデジタル復元版)
2020/02/12:Blu-ray(4Kデジタル復元版)
2020/07/03:Amazon Prime Video
2020/11/29:梅田ブルク7(ドルビーシネマ)
2021/01/16:Blu-ray(4Kデジタル復元版)
2021/01/28:4K UHD Blu-ray
2021/02/06:4K UHD Blu-ray
2021/05/21:4K UHD Blu-ray
2021/11/19:梅田ブルク7(4Kデジタル復元版)
2022/10/30:Blu-ray(4Kデジタル復元版)
2023/12/10:YouTube(2週間限定配信)
2025/03/14:YouTube(2週間限定配信)
2025/11/21:T・ジョイ梅田(ドルビーシネマ)
2025/11/23:BS12(4Kデジタル修復版)
*修正(2025/11/21)
伝説の始まり。準佳作。
小学生の頃の嫌な想い出が甦る。
一つ歳下の友人達と母とで一緒に見に行ったが開幕すると
歳下の子達は椅子の上でぽんぽん跳び跳ねて遊び始めた。
注意しても「ガメラ出ないからつまんない、説明ばっかで早く出ない」と・・・
当時は早熟だったせいか「コイツ等がガキなだけ」と思っていた。
だが、「子供向け作品における緻密な脚本」の限界という
のもあるのかも知れない。
個人的には当時は大変満足したが子供のツボというのは
本当に難しい。
かのラピュタでさえ映画興業成績は低かった事を思い出す。
あれを今大絶賛しているのは大人達である。
私が小学生の頃は既に評価が定着していたもののなぜ面白いのか?
を的確に説明出来る子は余り居なかったと思う。
多分、雰囲気を楽しんでいただけなのだろう。
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