劇場公開日 2020年11月27日

「怪獣映画の金字塔!」ガメラ 大怪獣空中決戦 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0怪獣映画の金字塔!

2020年11月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、TV地上波

興奮

萌える

平成ガメラシリーズの素晴らしさは、三部作の世界観が統一され、そこになぜ事件が起きるのかを説明してあることだと思います。そこが、ゴジラとの大きな違いだと思う。

ゴジラの商業主義は、もともと原爆実験の結果生まれた怪物だったのに、南海に住む恐竜のような扱いになり、何故か子どもができたり、シェーもするし、放射線を吐きながら空も飛ぶ。出てくる度に学習しないニンゲン達に攻撃され、何度助けても、健忘症のように攻撃するじゃない。その辺がどうしても馴染めなかった。

さて、ガメラは昭和時代から破壊獣としては扱われてこなかった(初登場時は違いますが)。
何となく神獣として扱われ、子供が好きとか、外敵から守ると言うようなヒーロー的存在だった。
昭和時代のロボットアニメの系譜に繋がるね。しかも、スタイルとして、ブロレスのように徹底的にやられまくった挙句、奇跡の復活を遂げやり返すと言う、日本人の琴線に触れるストーリーにシビレます。

平成ガメラは、造形こそ進化したが、立ち位置は同じだ。守るものがありそのために闘う。

だからこそ、最後のシーンでの大見得なんだ。
歌舞伎だね!

ギャオスは究極の敵。
後のレギオンとの戦いを経て、再びギャオスと戦う。
一体でも大変なのに、大軍とはね。しかもハイパー。そして、ガメラ自身は手負い。
何てシビレる設定だ。

究極に残念なのは、このリバイバル上映が見られないこと(笑)

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と思っていたら、最新のゴジラ キング・オブ・モンスターズにはやられた。
シン・ゴジラの事象としてのゴジラに対し、地球代表としてのゴジラが活躍する、これは素晴らしい。
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ようやく4Kでのリバイバル上映を見ることが出来ました。
やはり名作。
前半のガメラが登場するまでのハラハラドキドキ感?ワクワク感が止まりませんでした。
今の技術なら、合成もミニチュアもCGでもっとなめらかにやれるだろうけど、着ぐるみやクロマキーを使った映画としては究極の出来だと思う。この時の独特な見せ方は、ウルトラマンダイナに始まるリアルさの追求だと思う。
ところで、見直してみると、カメラとギャオスは夜の渋谷で戦ってはいないんだね。ギャオスは山手線?を襲っているけど、東京タワーの巣を強襲するのは昼間なんだね。出来ればもう少ししつこく戦っておいて、のちのガメラ3に繋げて欲しかったな。そこは惜しいところ。
ハリウッドでリメイクして欲しいな。
令和3年11月15日.チネラヴィータにて鑑賞

じきょう