劇場公開日 1968年3月20日

「クソガキ二匹の冒険」ガメラ対宇宙怪獣バイラス うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0クソガキ二匹の冒険

2021年8月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

そして謎の天才設定。
機械いじりが得意だからといって、博士達が操作がおかしくなった潜水艇に乗せる判断するとか…。
ガメラシリーズ、この作品から完全に子ども向けに。
設定も童話ばりにゆるゆるに。

子どもの活躍を中心に場当たり的な展開で、物語の興味は一気に失せる。
そりゃ当時の子ども向けだから仕方ないが、シリーズ4作目と人気作とは言え、手を抜きすぎの感は否めない。
スーパーキャッチ光線とか凄いのに、ガメラの記憶を辿るとか言って過去の映像流すだけだったり。ガメラへの交渉に子ども人質とか、バイラスの科学力にもっと使い途あるんちゃう?
子ども二人の命大事なんやけど、ガメラに暴れさせたら、他で子ども死んでんのとちゃう?とか
ツッコミどころがそこかしこに(笑)

子ども二人が宇宙船内ウロウロしても放置してる心の広さがまた笑える。
船を破壊する行動は規制すると言う検索エンジン付きのテレパシー受信して好きなものを出してくれる機能は素晴らしい(笑)

でも、本郷功次郎が過去の記憶映像(ガメラ対ギャオス)で出てきたり、黒部ダム破壊シーンや東京破壊シーンに『大怪獣ガメラ』のモノクロ映像を使う等使い回しが多すぎて、「こりゃヒドイ」としか言いようがない。

キャストも連続で出演してる人が多いけど、役は違うし…。

ラストのバイラスはガメラと直接対決しようとする脳筋でビックリ(笑)

このセンスを手抜きと見るか?低予算と断じるか?大映らしさと見るか?人によって違いはあるだろうが“でも観てしまう” 魅力はあると思う。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)