「【”あ、あれは何だ!鳥だ、飛行機だ、いやギャオスだ!”みんな大好きガメラシリーズ第三弾。名古屋城を壊すんじゃないよ!全くもう!今、修復問題で大変なんだから!ホントスイマセン・・。】」大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”あ、あれは何だ!鳥だ、飛行機だ、いやギャオスだ!”みんな大好きガメラシリーズ第三弾。名古屋城を壊すんじゃないよ!全くもう!今、修復問題で大変なんだから!ホントスイマセン・・。】
ー 怪獣映画って、何で城がターゲットになるのだろうか。
前作では大阪城が凍り付いたし、今作ではナント、名古屋城が破壊されるのである。
確か、ウルトラマンで登場した古代怪獣ゴモラも、大阪城の天守閣を壊していた記憶がある。壊しやすいのかなあ。-
■或る日、突然に富士山が爆発する。その影響で、怪獣・ギャオスが目を覚まし、人々に襲いかかってきた。
ギャオスは名古屋城を破壊し、辺り一面が火の海と化すのである。その火に引き寄せられてガメラが出現する。
人々が、ギャオスをくるくる回して斃そうなどと言う可なりチープな戦法で臨むのだが、アッサリ失敗するのである。
だが、子供の味方であるガメラが怒りの火炎を吹き、大怪獣同士の決闘が勃発するのである。
◆感想
・富士山は死火山ではない。活火山である。そんなバカな、と思った人は調べると良い。いつ爆発してもおかしくないのである。
・今作では、ギャオスが目覚めたのに高速道路を作ることを止めない道路公団のお偉いさんの叱咤激励する愚かしき姿が描かれているが、何となく昭和だなあと思ってしまったのは、私だけであろうか・・。
・今作のギャオスは狂暴である。何たって逃げる人達を、翼の先の手で握りつぶすのである。嫌だなあ。
・で持って、今作では”えいいちくん”なる少しませた富士の麓に住む少年が、元気にガメラを応援するのである。
■そして、矢張り見所はギャオスとガメラの戦いのシーンである。ギャオスの足先が引きちぎられたり(で、傷跡から生えて来る。)、ナカナカである。ギャースギャースとギャオスが煩いのである。カラスからヒントを得たのだろうか?
富士山での最終決戦のシーンも良いのだな。
ガメラがギャオスを引っ張って、富士山の加工に引きずり込んで、自分だけ出てくるのである。流石、甲羅は固いのであるなあ。
<今作は、みんな大好きガメラシリーズ第三弾である。名古屋城を壊すんじゃないよ!全くもう!今、修復問題で大変なんだから!>
■道路建設に当たり、欲を出して土地を買う村の人達を見て思い出した、どーでも良い事。
新東名建設が決まった後に、父が道路が通りそうな土地を買って大損した事である。ギャオスが出なくて良かったけれど、見事に新東名はその土地を掠めて建設されたのである。あの土地、どうすんのかなあ・・。
共感ありがとうございます。
やはり名古屋での闘いが印象的ですね。真っ二つになる車より、球場の明かりの上をグルグル飛び回るギャオスが怖ろしい、ちょっと我慢すれば人間ついばみ放題。

