「複雑な気持ち。」蒲田行進曲 Aqiraさんの映画レビュー(感想・評価)
複雑な気持ち。
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蒲田駅のホームのメロディを聴いて、そういえばそんな映画があったなと思って観てみた。
昭和時代の役者の破天荒ぶりを描いたということなんだろうけど。
他人の子を宿した美人と結婚して子供が育てられるか。押し付ける方も、押し付けられる方も、孕った方も子供も、誰も報われない。
そして階段のシーン。
このようなことがまかり通る世界は恐ろしい。
閉塞的な世界での上下関係はハラスメントどころか、いじめや犯罪につながる。
そのような前提は置いておいたとしても、これって実際ビジネスでスタントマンと言えど、どなたかが階段を落ちたわけでしょ。
そのような危険な内容を芝居の核にしている訳だから、あまり危険じゃないなら価値が下がるし、危険だったらこのストーリーの裏には実話がある訳だ。
それを最後にチャンチャンって感じで終わっていいの?
一体何が言いたいの?っていう映画だった。
ただし、後半のヤスと小夏とのやりとりで暴れたシーン、愛すれば愛するほど辛くなっていくというシーンは共感はできないけど、妙にリアリティがあった。
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