劇場公開日 1949年10月24日

悲しき口笛のレビュー・感想・評価

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4.0美空 ひばり 12歳

2025年5月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

 昭和20年代前半の横浜市を見るだけでも価値がある、美空 ひばり初主演作品。
 すでに美空 ひばりとして完成されています。凄いです。

●京子に扮する津島 惠子
 ...後に黒澤明監督の『七人の侍』(1954年)に出演する。

●ミツコに扮する美空 ひばり(12歳、本名:加藤 和枝)
 ...1947年(今作から2年前)、前座歌手として出演してから地方巡業した時に加藤母子が乗車していたバスが崖に転落し仮死状態になる。意識を取り戻して家に戻った後、和枝の父は母に「もう歌はやめさせろ!」と怒鳴ったが、和枝は「歌をやめるなら死ぬ!」と言い切った(Wikipediaによる)。

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Don-chan

3.5【戦争により、生き別れになっていた父妹を再会させた、口笛。美空ひばりさん、小さい頃から歌巧いなあ。】

2024年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

幸せ

■終戦直後の港町・横浜に復員してきた健三は、妹のミツコ(12歳の美空ひばり)を捜していた。
 焼け跡を彷徨うばかりの健三だったが、手掛かりは戦地へ赴く前にミツコのために作った「悲しき口笛」という歌だけだった。
その頃、ミツコは風太郎と一緒に浮浪の生活を送っていた。

◆感想

・この作品の最大の見所は、矢張りラストのミツコ(12歳の美空ひばり)がシルクハットと燕尾服を着て「悲しき口笛」を大観衆の前で歌うシーンであろう。
ー 邦画の名シーンでもある。-

<今作は、この頃から美空ひばりさんが持っていたスター性が花開いた作品なのである。>

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NOBU
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