「こんなことでビンタされたのか!」おもひでぽろぽろ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
こんなことでビンタされたのか!
1991年公開作品
動画配信がないのでTSUTAYAレンタル
およそ30年ぶりの鑑賞
監督と脚本は『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』『火垂るの墓(1988)』『平成狸合戦ぽんぽこ』『ホーホケキョとなりの山田くん』『かぐや姫の物語』の高畑勲
田舎に憧れる江戸っ子の岡島タエ子が姉の結婚で
山形に縁ができて農作業の手伝いに行く話
小学5年生の頃の思い出を連れて
ウキウキ気分で空を駆け上がり泳ぐシーン好き
ジブリアニメで1番好き
話の内容は割と地味
たしかに子供向けではない
この歳になってやっと楽しめる
絵はジブリ系でテレ東アニメのような萌え要素はない
だが自分はこっちの方が好きだ
ほうれい線はちょっと気になるが
タエ子の子供時代は自分の子供時代よりずっと前だ
自分が生きた時代以外全く興味がない人はいる
それは仕方がない
だが博士ちゃんを見ると平成生まれなのに昭和のことに大変詳しい人がよく登場する
僕はそういう人の方が好きだ
当時は今井美樹柳葉敏郎丸出しなので多少抵抗感はあった
しかしだ
専門の人だって野沢雅子も田中真弓も千葉繁も丸出しなことに変わりはない
今はスッと受け入れることできる
大人になったってことだろう
最近YouTubeとかヤフーニュースで「今の時代なら炎上」と銘打ち昔の映画を紹介する連中をよく見かけるようになった
この作品もそういう側面があるかもしれない
だがそういうアプローチは馬鹿げている
共感しない
そんな奴らを自分は徹底的に見下している
悪いとは思わない
配役
岡島家の三女でOLの岡島タエ子に今井美樹
小学5年生の頃の岡島タエ子に本名陽子
山形に農業をしているカズオの又従兄弟のトシオに柳葉敏郎
タエ子の上姉で美大に進んだ岡島ナナ子に山下容莉枝
タエ子の次姉で宝塚ファンの岡島ヤエ子に三野輪有紀
タエ子の母に寺田路恵
タエ子の父に伊藤正博
タエ子の祖母に北川智繪
タエ子のクラスメイトで気が強く家は裕福な谷ツネ子に飯塚雅弓
近所の6年生のアイ子に押谷芽衣
トシオの母に仙道孝子
タエ子のクラスメイトでぽっちゃりのトコに小峰めぐみ
タエ子のクラスメイトで発育が良いリエに滝沢幸代
タエ子のクラスメイトの男子で野球部に所属しているスーに石川匡
野球部のエースで別のクラスの広田秀二に増田裕生
貧乏で汚らしい転校生のあべくんに佐藤広純
ナナ子の夫ミツオの兄で山形で農業をしているカズオに後藤弘司
カズオの妻のキヨ子に石川幸子
カズオの娘のナオ子に渡辺昌子
カズオの母に伊藤シン
担任の先生に近藤芳正
駅員に古林嘉弘
ドン・ガバチョに永井一郎
同級生に高橋一生
同級生に岩崎ひろみ
学級委員の小林の小林幸子