劇場公開日 2024年12月27日

お引越しのレビュー・感想・評価

全50件中、21~40件目を表示

3.0父との拳法、母との憲法

2025年1月8日
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鑑賞方法:映画館
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uz

4.0田畑智子の天才子役ぶりに目を見張る

2025年1月8日
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鑑賞方法:映画館

去年からたまに劇場で観ることにし始めた旧作。今回は1993年公開の相米慎二監督の「お引越し」。32年前の作品だけあって、中井貴一は若くてギラギラしているし、田畑智子に至っては子供でした。桜田淳子については懐かしいとしか。

内容にはあまり関係ないのですが、第一印象は2つありました。
一つ目は、京都を舞台にしたお話だったものの、全然京都を強調していないところが驚き。最近だと外国受けも考慮してか、京都を舞台にする場合ことさらにその美しさを強調していて、何となくそのキラキラ感が馴染めない気がしないでもないところ、本作にはそういう意識が全くなく、裏を返せばまだまだ日本に余裕があった時代だったんではないかと、変なところで感心しました。
二つ目は、田畑智子の天才子役ぶり。両親が離婚を前提に別居をはじめ、内心が揺れ動き行動も過激化していく小学生の役柄を、見事に引き受けていました。併せて、彼女が全速力で走りまくったり、険しい道なき山道を登ったりと、ガタイが良ければトム・クルーズばりの動きをしており、こちらも感心しました。

お話の内容としては、駄目な夫ケンイチと有能な妻ナズナの夫婦の別れ話と、それに翻弄される娘レンコの掛け合いが絶妙であるとともに、レンコの心情描写が画面から湧き上がってくるようで良かったです。それもこれも、この3人家族を演じた俳優の技量の高さに依るところが大きいと思われ、繰り返しになりますが田畑智子の天才ぶりは目を見張るものがありました。
また物語終盤、琵琶湖とも黄泉の国とも解釈出来る不思議な場所で、過去の自分との対面と別離を果たして成長していくレンコの姿を観て、今後の彼女のさらなる成長に思いをいたして劇場を後に出来たところも非常に映画らしい映画と感じました。

そんな訳で、本作の評価は★4.2とします。

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鶏

4.0​当時、小6、12歳だった田畑智子の演技とキャラクターに惹きつけられるが、火祭り以降、ファンタジーになってしまうのが残念

2025年1月8日
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鑑賞方法:映画館

萌える

両親の離婚に翻弄される12歳、小6の少女のひと夏の体験を描く。
本作の魅力は、当時、小6、12歳の田畑智子の演技とキャラクターに尽きる。
表情がどんどん良くなる。
本当に素晴らしい。
中盤以降、火祭りのシーンもイイのですが、そこから映画のテンポが一転、ファンタジーになってしまうのが残念で仕方ない。
山歩きも謎。
桜田淳子と二度も偶然出会う。
予告編観たら中井貴一は、ヤクザにしか見えなかったけれど、雑誌編集者だったんですねぇ。

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ITOYA

3.5桜田淳子さん目当て

2025年1月7日
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悲しい

相米慎二監督に西洋が追いつくべき時が来ている、
そうである。
リアルタイムで公開時殆どの作品を映画館で観ている者としては
(とは言っても評価しているのは『ラブホテル』だけであるが)
ほぇ〜?ど、どこが?体育会系の創り方??
としか思えないし、正直どうでもよくて
(ファンの皆さん、スミマセンね。相米さん、僕は昔から嫌いなんです。)
では、どうして今回観たかというと、
桜田淳子さんが観たかった、
ということです。

綺麗で可愛くて、でもメンド臭い女を演じさせたら
日本一の桜田淳子さんである。
桜田淳子さんは、こういう役はやはり巧い。
桜田さんの映画なので5回くらい観ているが、
(きっと相米さんにハラスメントレベルでこき使われた)
田畑智子さんが素晴らしく、長年彼女の映画も観ているが
本作は代表作であり彼女の最高傑作であることが今回分かった。
いいのか悪いのかは、わからないが。

4Kリマスターの割にはボヤケた感じで、相米さんの映画って、なんか微妙に(ソフトフォーカスではない)ピントが少しボケているようなルックで、そういう画面や雰囲気が相米さん欲しいんだと思っていて、
でも、リマスターしても少しボケているって、
なに?

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なかじwithみゆ

3.5少しまとまりが悪いかな?

2025年1月7日
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鑑賞方法:映画館

京都と大津を舞台として、梅雨時期から祇園祭を超えて大文字や船幸祭のあるお盆の時期まで、数カ月間、家族の姿を追う。
前半は、別居した父と母の仲をなんとかとりもとうとするレンコの格闘を描いている。くるくる動きよくしゃべるレンコを田畑智子が好演していて楽しい。ただ、この映画の場合、別居して出ていくのは父親であって、レンコは母親と一緒に家に残っている。引っ越ししたわけではない。原作は確か、子と母のほうが引っ越ししていたかな?
だから「お引越し」というタイトルは物理的に家を代わるということではなく、前の自分を脱皮する、この場合は子どもの話なので成長するという意味が込められているようだ。
相米慎二の好きなテーマであって「セーラー服と機関銃」も「雪の断章」も結局は少女の成長譚であったのと同様である。
後半に入っての船幸祭のくだりは、まさしくレンコの身体や心の成長、変化を表現しているのだろう。炎や月は身体的成長(初潮も含まれる。ひょっとして初潮はそれ以前、風呂場に立てこもった時点で訪れたのかもしれないが)、湖で父母の神輿が沈んでいくところは精神的な自立を表している。
相米慎二という人は極めて含羞の強い人で例えば森田芳光のようなあからさまなイメージ化、シンボル化は好まない。この監督のとても良いところなのだが、いかんせんこの映画は後半部分の尺がやや長すぎて全体のバランスが悪い。そこがちょっと残念。

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あんちゃん

4.0ぎゅっと抱きしめたくなる

2025年1月6日
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泣ける

楽しい

2025年に見たからこそ時はすぐ過ぎるなと思い、別居も離婚話もあと数年待てなかったのか。
なんとか両親と自分の幸せな時間を取り戻そうとするいじらしさに胸がぎゅっとなった。
煙草のシーンや父が妊娠中に言うセリフに時代を感じる。現実は無くなってないのに妙な配慮ばかりされた映画もどうかと思うけどね

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木曜日

3.5子どもから大人へ

2025年1月6日
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子どもとしての自分は死に、大人(の女性)になるということについて、死者を迎え送るお祭りという場を巧みに使って映像化する。このドメスティックさが好みを分けるかも。

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ouosou

2.5特にコレといった…

2025年1月4日
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笑える

寝られる

萌える

学童らの教室中でのやりとり…娘が両親や大人たちに吐く言葉が面白かった。けど2時間も観るほどの事は全く無く…眠くなり途中退場に。

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Cinemaオタク女

3.5途中は戸惑った

2025年1月3日
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難しい

結局、両親は修復できたのだろうか?
元々、別々のものが一つになるのもエネルギーが要って、それを分けるのにはもっとエネルギーが要る。
その壊れかかっているものを、元に戻すのは並大抵のことではなく、子供が抵抗したところで…って感じなんだろうけど…
その抵抗虚しくが、ああいった演出になったのだろうか?
関係ないけど、思いっきり飲酒運転してて、そこは昭和なのかも知れないけど、やっぱり気になってしまった。
あと、ホテルは良いとして、電車は予約する距離感じゃないよね…。
そういうしょうもないところが気になってしまった…

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kawauso

4.0期待度◎鑑賞後の満足度◎ 両親の離婚に直面した少女の魂の「お引っ越し」をこれでもかと丹念に描き倒した相米慎二の演出力。ラストまで一糸乱れずお見事。

2025年1月3日
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もーさん

4.5田畑智子力!

2025年1月3日
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相米慎二作品はいつも『少年・少女時代の終わり』を描いている印象だが、本作もまさに、両親の離婚の危機から始まる『少女時代の終わり』の話。
小学校で巻き起こされるエピソードのひとつひとつが良いのだけど、理科室放火事件から籠城作戦の流れが特に最高!みのる、良い…
そして終盤の「異界としての滋賀」で繰り広げられるまるでイニシエーションのような「冥界巡り」はいったい何なんだろう?と思ってたら、けっこうはっきりとれんの少女時代を抱きしめ、「おめでとうございます」からのエンドロールでの『成長』と、描き切ってるな…
とはいえこうごちゃごちゃ書くまでもなく、本作は田畑智子!その鮮烈さ、生命力を伝えるために本作があると言っても過言ではない。その力を見出したことが相米慎二の力なのだと、言って良いのではないか。

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ぱんちょ

4.0ようやく見れた…。

2024年12月30日
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子供は全く関係ないのにどうにもならない家族のバランス。子供に責任はないというけど難しい問題。桜田淳子と中井貴一の演技は当然納得なうまさだけどバタやんがこんなすごいデビューだったのが衝撃。親に振り回されながらの成長を身体全身で表現していてすごかった。

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peanuts

5.0傑作!痛いくらいリアル、そして幻想的!

2024年12月29日
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泣ける

知的

幸せ

この作品を4Kリバイバル上映されるまで見逃していた(知らなかった)ことに後悔してます!たぶん子持ちの家族の方が鑑賞されたら、私みたく身につまされ胸が辛くなる人も多いかもしれません。

関西弁(京都弁?)ですし、人物の配置からして名作「じゃりン子チエ」の実写版かと思い、ヒューマンコメディを想像して最初気楽な感じで鑑賞しはじめたんですけど、全く逆でした。

最初の三角テーブル(こんなんどこで買う?)のシーン、「関係崩壊した夫婦間の凍てつき重い空気の中で、必死に場を和ませようと要らんこと話す、レンコ(若き田畑智子さん)の姿」が印象的でした。この違和感アリアリの雰囲気を一瞬で表現しこの家族の関係性を明確に示す演技は、父役の中井貴一さんは勿論素晴らしかったですが、びっくりしたのが妻なずな役の桜田淳子さんの演技です!もう、名演って言っても良いくらいの迫真の演技じゃないでしょうか。冷徹な妻(笑)と優しい母の演じ分けがあまりに自然過ぎてちょっと恐ろしいくらいでしたよ。思えば作品公開ほぼ同時期に彼女の身辺で起こった出来事により、彼女の芸能活動が実質不可能になってしまったことが悔やまれてなりません。

シナリオも秀逸で夫婦間の関係崩壊の理由が、ステレオタイプで分かり易い「男の浮気」とミスリードさせつつ、「妻の不倫」も匂わせつつ・・・一番厄介な「感情的な嫌悪感の継続による人格否定」に落ち着いちゃうのが、リアルすぎで男性側として個人的に胸が痛いです(笑)。

各々のアイデンティティやプライドの保持の為に大人になると何だか難しい手順や駆け引きが必要なのに対し、レンコの小学校の男友達が「レンコが転校したら困るわ〜」って、なんの飾りもなくストレートに自分の言葉として伝えているのを観て、ほんま良い友達やなあ、と胸が熱くなりました。

物語終盤は、古来から続く日本の祭りをモチーフにしつつ幻想的なシーンで締め括られていて、レンコの自立が暗示されてて良かったと思います。

この機会にぜひ映画館でご鑑賞ください!

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やまちょう

3.5大人の都合に振り回される子供の心情と実情

2024年12月29日
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泣ける

笑える

元気よく、時には元気が有り余っている子供だけど、真の姿は「以前のような仲良し家族に戻るにはどうしたものか」と悩みを抱えていたのだろう。時には突拍子もない行動にでてしまうのも、塞ぎ込んだ感情が爆発したのだろう。
大人顔負けの田畑智子の芝居は凄みがあり、半端ない眼力に圧倒された。

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ちゃ坊主

4.0元気な小学生

2024年12月29日
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めっちゃ足が速いですね。

ラストよくわかりませんでした。

とにかく元気な小学生。

中学生になった。

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完

4.5冒頭、加速度に満ちた躍動感を見た時、この映画の成功を確信した

2024年12月28日
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京都を舞台に、それまで家族だった3人の心が離れて、初めて過ごしたひと夏の物語。

冒頭から、11歳の主人公のレンコ(オーディションを経て選ばれた田畑智子)が躍動する。その加速度に満ちた走りを見た時、この映画の成功を確信した。この高い運動性は、無駄な悩みや不安を駆逐するから。ただし、レンコは、両親が別居することになり、父親であるケンイチ(中井貴一)が家を出て行き、母ナズナ(桜田淳子;好演)と暮らし始める。テーマは、子の旅立ちにあると思われ、その背景に家族や社会、自然、ひいては宇宙が存在しているのだと思った。一言で言えば、テーマは生きること。いつもの相米慎二の長回しだけでなく、室内の会話では、鏡を利用した展開もあり、コッポラの影響かと思った。

一番目立つのは、自然界の水と火。引越しの前夜の梅雨からはじまり、梅雨の上がる直前には豪雨(黒澤の映画を思わせる)があり、京都の夏を告げる祇園祭がはじまると、庭には水が打たれ、山向こうの琵琶湖のお祭りでは、おじいさんに水をかけられる。この船幸祭の祭礼は、湖上で行われる。一方、引越しの時のゴミ出しにくすぶる火に始まり、小学校の実験室のアルコールランプ、夏の終わりを告げる京都の大文字焼き、琵琶湖の祭りの花火、湖上で燃えさかる船。水と火が何を意味するのかは知っているから、映画の終盤はひたすら、何が起きるのかと思い怖かった。

心に残るのは音、梅雨や豪雨の雨音に始まり、夏の到来を告げる祇園祭のコンチキチンの鉦(電話の背景に聞こえ、相手とつなぐことも)、琵琶湖のほとりで坂を駆け上がる時の下駄の響き、炎がはじける音、でもそれだけじゃない。室内でも、紙を破る音、話し声の背景で、大根をおろす音が伴奏になっていた。しかも、前半には、リュート(あるいは琵琶)の響き、中盤では二胡を弾いているらしい音楽も聴こえた(これは、三枝さんの考えだろうか)。この映画がヨーロッパでいち早く再評価されたのも、音楽から連想されるシルクロードを思わせる世界観も一翼を担ったのかも。どだい祇園祭の背景には、ペルシャを含む世界がある(インバウンドの人々の圧倒的な支持を得ている理由でもある)。レンコとナズナの二重唱も、爆発的な世俗曲の歌唱もあったが。実は、これだけ、自然界の音や音楽が聞こえると、逆に静寂が極めて強い印象を与える。躍動感と静寂の強い対比。

役者さんでは、中井貴一は、いつものように飄々としていた。彼は、日本を代表する2枚目俳優であった父、佐田啓二と比較されて、どれくらい苦しかったことだろう。桜田淳子が秋田美人であることも改めて意識したが、体型の変化に触れていたことが可笑しかった。これがキャリアの最後になるなんて、あり得ないことだ。バッシングを気にする必要は全くない。信教は、個人の自由だ。田畑智子には、現在ではありえない相米の強い演技指導があったに違いない。

相米慎二が私たちに遺してくれた傑作をまた一つ知ることができたことを何よりの喜びとしたい。

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詠み人知らず

4.5田畑智子ちゃん、えらいなあ

2024年12月27日
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笑える

悲しい

幸せ

いい映画に出させてもらって、たくさん走って、逆立ちして、ボクシングして、水ん中に入って、台詞も覚えて。ちゃあんと主役演技して立派でした!中井貴一も桜田淳子もよかった。桜田淳子はミニスカートの脚の形も美しく演技もナチュラル。もったいないなあ。同世代のアイドルにはこんな役、誰もできなかったと思う。未来の彼女の演技を見たかった。

京都の人達のコミュニケーション・スキルは小学校のあのワシャワシャ状態で鍛えられるんだなあ。「・・・じゃん!」を気持ち悪いってはっきり言うし。

今は年末です。「おめでとうございます!」の時季がもうすぐ来る。染之助染太郎、二人ともとっくに亡くなってしまった。

おまけ
レンコ(田畑智子)がトイレに閉じこもったときでしたっけ?その時、オー!とびっくりしたのは、洋風トイレの横に男性用小便器があったことです。実家にも部屋別セパラートで両方あったんですが大昔。なんか驚きました。

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talisman

5.0田畑智子氏がデビュー作とは思えない『じゃりン子チエ』竹本チエのような元気ハツラツとしたレンコを演じており白眉

2024年12月22日
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幸せ

Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下さんにて「第80回ベネチア国際映画祭」クラシック部門で最優秀復元映画賞受賞した相米慎二監督作品『お引越し』と『夏の庭 The Friends』の4Kリマスター版が《凱旋》公開。上映後には『セーラー服と機関銃』で助監督デビューした黒沢清監督、行定勲監督、瀬田なつき監督、森井勇佑監督、山中瑶子監督、映画ライター金原由佳氏のトークショーも開催。

『お引越し』(1993)
両親が離婚を前提とした別居生活に入り、父親(演:中井貴一氏)が家を出たため、母親(演:桜田淳子氏)とふたり暮らしになった小学6年生レンコ(演:田畑智子氏)の新生活に馴染もうとする少女の揺れる心の葛藤と成長を描いた京都を舞台にしたドラマ。
本作がデビュー作の田畑智子氏がデビュー作とは思えない『じゃりン子チエ』竹本チエのような元気ハツラツとしたレンコを演じており白眉。相米監督『ションベンライダー』『台風クラブ』同様に、ごく短い期間(夏休み)の主人公の成長を見事に体現していましたね。
桜田淳子氏も本作が現時点では最後の出演作。女優としても脂が乗ってきた時期だっただけに惜しかったですね。
本作は海外(フランス)でも人気とのことですがソフィ・マルソー『ラ・ブーム』(1980)みたいに離婚率の高いフランスのお国柄もあるのかもしれませんね。

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矢萩久登

4.0久しぶりに日本映画を見た感じ

2024年7月26日
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映像表現としての日本映画って少なくなった気がするな。
作家の完成にゆだねる作品が減ったからかもしれない。

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ドラゴンミズホ

5.0家族の崩壊と子の再生

2023年11月21日
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初体験:これは、何?
二回目:なんだこれは?!
三回目:これは・・・傑作!
アイドル桜田淳子の演者としての才能に初めて触れたのにこれが最後の出演作、時代を造れる力量、まだまだ観たかった!

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なんてこった