「期待度◎鑑賞後の満足度◎ 両親の離婚に直面した少女の魂の「お引っ越し」をこれでもかと丹念に描き倒した相米慎二の演出力。ラストまで一糸乱れずお見事。」お引越し もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度◎鑑賞後の満足度◎ 両親の離婚に直面した少女の魂の「お引っ越し」をこれでもかと丹念に描き倒した相米慎二の演出力。ラストまで一糸乱れずお見事。
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①1本前に観たチャン・イーモウの『菊豆』が見事な“映画”である様に、相米慎二の本作も見事な“映画”である。
②初公開時に観たかったが結局観れず、30年越しでやっと観れた。
③(私は)関西人ですから最初は中井貴一と桜田淳子の関西弁にやはり違和感(桜田淳子の方がまだ上手かったかな)。
三角形の食卓も三人家族であった事を視覚的に表現していて面白いが、あの角で頭打ったら痛そう…突き刺さるかも…
④両親は仲が良いとレンコは、両親の別居⇒離婚の流れを理解できず強い拒否反応を示す。
すねたり情緒不安定になったりレンコは意識的・無意識的を問わず「離婚しないで」サインを出し続けるのだが、両親はすでに心は離れていて復縁は望むべくもなさそう。
仲の良いクラスメートの男子が考えてくれたレンコの思いを両親に知らしめる立て籠り計画もあえなく失敗し、ついにレンコはまだ両親が仲の良かった頃に家族で行った琵琶湖畔へ両親を誘い出す。
しかし、
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