劇場公開日 1959年5月12日

「●ほのぼの〜。」お早よう うり坊033さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0●ほのぼの〜。

2016年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

萌える

時は高度成長期。
三種の神器が揃うか揃わないかの時代。

何気ない日常。
大人は大人の世界が、子供は子供の世界がある。

押し売りの鉛筆を出刃包丁で削ってかわす婆さま。
あること、ないこと、噂話と隣組。
おでこを押すと屁をする遊び。
黙れと言われて学校でも喋らない子供。
「大人だってコンチワ、オハヨウ、イイオテンキデスネ、なんて余計なこと言ってるじゃないか」
マネする弟。おまわりにビビる。

屁をこくために軽石を削って食う子供。
危うくネズミいらずにやられかける。
軽石食べ過ぎると死ぬぞと言われてまたビビる。

ほのぼのした笑いで、平和な気持ちになる。
ラストのホームのシーンの深さに唸る。
一方、杉村春子の手厳しさは天才的。

うり坊033