劇場公開日 1986年12月20日

「志穂美悦子と長渕剛、沢田研二と田中裕子、男優と女優が「男はつらいよ」で共演した後に結ばれる現象はいったい何なのだろうか?」男はつらいよ 幸福の青い鳥 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0志穂美悦子と長渕剛、沢田研二と田中裕子、男優と女優が「男はつらいよ」で共演した後に結ばれる現象はいったい何なのだろうか?

2020年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 幸福の青い鳥」を見た。
1986年製作/102分/

山田洋次監督55才
渥美清58才
倍賞千恵子45才
志穂美悦子31才
長渕剛30才

芝居一座の座長の娘である志穂美悦子は
すごく整ったお顔立ちに見えるが、
なんとなく冷たい印象に見えた。

長渕剛は、
今では強面のマッチョなシンガーだが、
この作品中ではごく普通の
気さくな普通のあんちゃんだった。
好感度はこの当時の方が格段にいい。
個人的感想だが。

東京でたまたま出会ったふたりが
やがて轢かれ合う
ラブストーリーになっている。
ストーリーが進むにつれて、
冷たい表情に見えた志穂美悦子の顔が
だんだんとチャーミングに見えて来る。

芝居の中だけではなく、
その笑顔に実際に惚れてしまったのだろうか
ゲストに出演した2人がやがて結婚する仲になってしまう。

これは沢田研二と田中裕子が
男はつらいよで共演した後に結ばれたのと同じ現象である。

共演者の男女を結びつけてしまう
こんな作品が他にあるだろうか?
オレが知らないだけかもしれないが。

九州から東京に出てきた志穂美悦子に
中華料理屋の働き口が見つかるエピソードは
ちょっと泣ける。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック