劇場公開日 1981年8月8日

「【寅さんシリーズ中盤の、久しぶりの王道の寅さん振られパターンの作品。松坂慶子さんの際立つ美しさに魅了される作品でもある。】」男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【寅さんシリーズ中盤の、久しぶりの王道の寅さん振られパターンの作品。松坂慶子さんの際立つ美しさに魅了される作品でもある。】

2024年6月14日
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鑑賞方法:VOD

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ー 今作ぐらいになると、私でも知っている俳優さん達の数が、徐々に増えて来る。今作で言えば、松坂慶子さんは当たり前として、満男を演じた小さな吉岡秀隆さんである。
  この後、徐々に吉岡さんがメインになって行くとは、今作を当時映画館で観た方は思いも知らなかっただろうなあ。-

◆感想

・今作でマドンナを演じた若き松坂慶子さんの際立つ美しさには、改めて驚く。
 現在では、存在感溢れる女優さんとして活躍されているが、特に和服を着た役柄が魅力的である。
 今作でも、和服姿がとても似合う芸者さんを演じられていて、実に魅力的である。寅さんでなくとも、惹かれるであろう。
 寅さんが松坂さん演じる芸者のふみの美しさを、とらやの面々の前で語る寅さんのアリアのシーンは今作の名シーンの一つだと思う。あの語りだけでふみの美しさを容易に想像させるのであるから。

・今作で、初登場の吉岡さんも幼いながら、何となく現在の風貌が有り更に名子役の萌芽を感じさせる。

<舞台が大阪と言うのも、今までシリーズを観て来た中では珍しいのではないかと思うし、山田洋次監督が好きではなかったと資料にある関西弁も、面白く取り入れられている。
 更に言えば、寅さんが泊まっていた宿を経営するキビシイ母にこき使われる男を演じた芦屋雁之助さんが、大阪の風情をより醸し出している作品だと思う。>

NOBU
Mr.C.B.2さんのコメント
2024年6月16日

この作品と「蒲田行進曲」の松坂慶子はとにかく綺麗です。

Mr.C.B.2