男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎のレビュー・感想・評価
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この上映時の数年後、対馬に行った。物凄く遠かった記憶がある。 今回...
この上映時の数年後、対馬に行った。物凄く遠かった記憶がある。
今回のマドンナとはいつもの恋愛はしない。変化球を考えたのだろうが、丁度折り返しの作品になる。松坂さんの美しさは理解できるが、相変わらずのC調で軽薄で我儘で、しかも下心丸出しの中年男性。見ていて演技する渥美さんが可哀想。二人の釣り合いが取れていない。また、松坂さんの関西人としての設定もミスに感じる。
個人的には仕事を始めた時期。なので、封切りで見たが、ストーリーはすっかり忘れていた。
竜宮城の巻
瀬戸内海、広島県呉市、大阪がロケ地で、冒頭の竜宮城の話が本編を象徴しているような素敵な恋愛物語でありました。
寅さんのキャラクターを久しぶりに観させていただきました。
ヒロインの松坂慶子さんもお美しく、負けず劣らず倍賞千恵子さんだって隅に置けません。アプローチは最高なんですが、良い人過ぎる寅さんの恋はいつも実りませんね。
終盤の土砂降りは、寅さんの代わりに空が泣いてくれたのでしょうね。
爽やかなラストで満足度は高めの傑作でございました。
【寅さんシリーズ中盤の、久しぶりの王道の寅さん振られパターンの作品。松坂慶子さんの際立つ美しさに魅了される作品でもある。】
ー 今作ぐらいになると、私でも知っている俳優さん達の数が、徐々に増えて来る。今作で言えば、松坂慶子さんは当たり前として、満男を演じた小さな吉岡秀隆さんである。
この後、徐々に吉岡さんがメインになって行くとは、今作を当時映画館で観た方は思いも知らなかっただろうなあ。-
◆感想
・今作でマドンナを演じた若き松坂慶子さんの際立つ美しさには、改めて驚く。
現在では、存在感溢れる女優さんとして活躍されているが、特に和服を着た役柄が魅力的である。
今作でも、和服姿がとても似合う芸者さんを演じられていて、実に魅力的である。寅さんでなくとも、惹かれるであろう。
寅さんが松坂さん演じる芸者のふみの美しさを、とらやの面々の前で語る寅さんのアリアのシーンは今作の名シーンの一つだと思う。あの語りだけでふみの美しさを容易に想像させるのであるから。
・今作で、初登場の吉岡さんも幼いながら、何となく現在の風貌が有り更に名子役の萌芽を感じさせる。
<舞台が大阪と言うのも、今までシリーズを観て来た中では珍しいのではないかと思うし、山田洋次監督が好きではなかったと資料にある関西弁も、面白く取り入れられている。
更に言えば、寅さんが泊まっていた宿を経営するキビシイ母にこき使われる男を演じた芦屋雁之助さんが、大阪の風情をより醸し出している作品だと思う。>
松坂慶子が美しすぎる
松坂の美しさに尽きる映画。この当時、最も脂が乗りきって美しく、歌を歌えば「愛の水中花」が大ヒット(劇中でもさりげなく紹介)、主演ドラマも映画も多数で、今現在の女優を見ても松坂以上は無いと思っている。って訳で寅さんはというと、またしても大魚を逃してしまう所がもどかしく、切ないという、いつもの寅さんでした。大阪を舞台にした芸人さんとの掛け合いは流石に面白いです。
寅さん屈指の心に染みるお話でした 本当に「男はつらいよ」です
1981年8月公開、第27作
マドンナは松坂慶子
公開時29歳
1979年7月から10月にかけて全13話放映されたテレビドラマ「水中花」でブレイク
その主題歌「愛の水中花」は本人の歌唱によるものでその年の大ヒットにもなりました
その番組と主題歌が、それまではせいぜい中堅どころの女優に過ぎなかった彼女をスターに押し上げたのです
翌年の1980年4月公開の「五番町夕霧楼」では主演女優に抜擢
1981年1月公開の「青春の門」でも主演
そして同年8月公開で本作なのです
ついでにいえば、次の年の1982年10月公開の大ヒット映画「蒲田行進曲」でも主演女優となり、映画女優ナンバーワンと誰もが認める存在となったのです
つまり映画女優として大スターにあれよあれよと駆け上がったばかりの最高の彼女の瞬間を本作は写しているのです
宝山寺門前のレストランでタンクトップ姿になるシーンが正にそれです
あまりの美しさに感嘆するばかりです
「男はつらいよ」のマドンナは歴代総勢47人いるそうですが、美しさで言えば彼女が最高峰だと思います
「ぬけるような白い肌、それがうれしい時なんか、パッ〜と桜色に染まるんだよ
悲しい時は透き通るような青白い色
黒いほつれ毛が二筋三筋
黒い瞳に涙をいっぱい溜めて・・・」
寅さんの解説に掛け値なし
その通り!上手いこと表現するなあと
本作をみる全員が納得したと思います
マドンナと大阪で再会するのは石切神社です
大阪の東のはずれ、生駒山の麓です
結構標高も高いところで大阪平野が一望できます
彼女に生き別れの弟がいると聞くのは生駒山の宝山寺
どちらも1966年の映画「河内カルメン」の舞台の直ぐ近くです
大阪の女を本作で描くならば、大阪の女を描いたその映画に敬意を示そうという山田洋次監督の思いを感じます
新世界は東京で言えば浅草が一番近い雰囲気かも知れません
この当時はもっとワイルドだったと思います
今は健全な観光地となっています
おふみさんが、寅さんの宿に押し掛けて泊まって行ったあの夜
彼女は酔ったふりをして寅さんに抱かれに来たのだと思います
だから早朝に彼女は怒ったように帰っていくのです
寅さんはそんな女心にはまるで気付けない男なのです
手を出さないのは寅さんなりの美学というか、臆病というかどちらもです
翌朝チラシの裏の置き手紙でようやく彼女の本心に気付くのですがもはやあとのまつり
みにくくともあがけばよいのに、それができないのが寅さんなのです
ホント男はつらいよです
おふみさんは気乗りしなかった結婚を決断してしまうのですから
夏にとらやに寅さんを訪ねて上京して来たのも、これが結婚を止める最後のチャンスだと自分を納得させる為のものだったと思います
寅さんに自分を攫って逃げて欲しかったのです
でもそんなことできない寅さんだということも彼女自身がよ~く分かっているのです
とらやからの去り際の突然の大雨は寅さんの心の涙ではなく、おふみさんの涙だったのだと思います
ラストシーンで遠い遠い対馬にまで寅さんが会いに来たのは何故?
未練?
女心に疎い寅さんもあれからつらつら考えて、彼女が訪ねて来たその本当の意味にようやく思い当たったのでしょう
そうなると彼女の結婚生活が上手く行っているのか心配になって、いてもたってもいられなくなったのでしょう
彼女からの幸せな新婚生活を報告する手紙とは、入れちがいになってしまったのです
彼女の幸せそうな姿
彼女の旦那の真面目そうな好青年の姿
どこからどう見てもお似合いの新婚さん
一目それをみたら、もうそれだけで寅さんの用事は全部済んだのです
これで良かった
彼女に手を出さなくて良かった
彼女を攫って逃げなくて良かった
本当に男はつらいよ
寅さんはいい人として去っていくのみなのです
また日本全国フーテンの旅の始まりなのです
寅さん屈指の心に染みるお話でした
マドンナを美しく描きますね
松坂慶子さんが美しく描かれていますね。
寅さんとお弁当を食事中のノースリーブの服を着ている姿はとても魅力的です。
柴又の団欒の場で唐突に結婚します、と宣言した際は「一体相手は誰?」と思いましが、相手の斎藤洋介さんは大阪の繁華街を松坂さんが芸者姿で歩いているときに声を掛けている場面がちゃんとありましたね。伏線としては非常にわずかですが、後から確認してわかりました。
今回は柴又・とらやでの団欒が少なかったですが、満男役で吉岡さんが初登場していましたね。
大阪が舞台の寅さん映画
マドンナは松坂慶子
寅さんは瀬戸内海の島で ふみと出会う。
ふみは大阪で芸者をしていた。
ふみと再会した寅さんは
彼女が幼いころに別れた弟に会いに行くが・・・
最後はいつものお決まりの寅さんの失恋
女性から大変好かれる寅さんだが残念ながら そこに恋愛感情はない。
まさにそれが惚れっぽい寅さんにとっては悲劇なのである。
この回から満男が吉岡秀隆になった。マドンナは当時の松竹の看板女優・松坂慶子29才。斉藤洋介30才が夫の役で出ている。
BSテレビ東京で映画「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」を見た。
劇場公開日 1981年8月8日
渥美清53才
倍賞千恵子40才
当時の松竹の看板女優・松坂慶子29才
この回から満男が吉岡秀隆になった。11才
斉藤洋介30才
大阪が舞台。
石切神社、宝山寺、新世界、宗右衛門町、
港湾地域は此花区春日出南一丁目あたりでロケがされている。
離島で松坂慶子と知り合った寅さんは、
東大阪の石切神社で偶然再会する。
松坂慶子は20年前に生き別れた弟に会いに行くと、
弟は先月に病気で亡くなっていた。
後日、柴又で松坂慶子と再会した寅さんだが、
彼女が会いに来た理由は結婚の報告だった。
今回も失恋してしまった寅さんは「こんなみじめな気分」と吐露してしまう。
この映画の松坂慶子は本当に綺麗だと思う。
上映時間は104分。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
愛の水中花よ永遠に
"男はつらいよ" シリーズ第27作。
Huluで鑑賞。
ついに寅さん、大阪上陸。芸者のふみに一目惚れ。いろいろあって向こうから迫られるも、いつもの癖で身を引くことに。
失意のまま柴又に帰郷するも、ふみの方から訪ねて来てくれたことで舞い上がる寅さんでしたが、またも恋は実らず…
松坂慶子が美しい。
歴代マドンナの中でも一、二を争う美しさでは?
※修正(2023/05/07)
惚れ込んだのよ、浪花の恋に
シリーズ27作目。
OPの夢は、昔々浦島寅次郎は、助けた亀に連れられて、竜宮城に来てみれば~
…と、誰もが知ってるあの童謡。
序盤の騒動は、
いよいよ工場の経営が深刻なタコ社長。金策に行ったまま帰って来ない。
つい余計な事を言ってしまった寅さんは心配。ひょっとして…?
金のメドが付いたタコ社長は友人と飲んでいた。
それを知って、またまた大喧嘩…。
本当は仲がいいから喧嘩してしまう、寅さんとタコ社長らしいエピソード。
さて今回、出会いは瀬戸内海、恋の舞台は大阪。
瀬戸内海の小島で、墓参りをしている美女、ふみと出会う。意気投合。
旅は大阪へ。江戸っ子の寅さんは実は大阪が苦手。商売も振るわず。
そんな時、ふみと再会。ふみは大阪で芸者をしていた…。
マドンナに、松坂慶子。
同年に『青春の門』、翌年に『蒲田行進曲』、2年連続で多くの賞を受賞し、ノリにノッた頃。
華と魅力ある美人で、寅さんのマドンナにぴったり。
(後に別役で再出演)
聡明なふみだが、生い立ちは暗い。
訳あって両親と別れ、祖母に育てられるも死別。
さらに、幼い頃生き別れた弟が居るという。
弟には会いたいが、躊躇するふみ。
会う事を勧める寅さん。
離れて暮らす兄弟姉妹の気持ちは誰よりも知っている。
会いに行くが…、
ふみは薄幸のヒロインでもあった。
弟はすでに他界していた。
職場の仲間に好かれ、結婚を考えていた恋人も居て、慎ましく幸せだった事が唯一の救い。
それを知った夜もお座敷に上がらなければならないふみ。が、途中で抜け出す。
安ホテルに泊まってる寅さんを訪ね、泣く。
やはり悲しみやショックは大きかった。
泣き寝入りするふみに何もしてやれる事が出来ない寅さん。
ふみは置き手紙を残したまま翌朝早くホテルを去り、寅さんも長居した大阪を去る…。
柴又に帰ってからもふみを忘れられない寅さん。喋り方も関西弁に。
そんな時、ふみがとらやを訪ねて来る。
喜びは一瞬だけ。ふみから突然の告白が…。
今回の寅さんの失恋は痛々しい。
よほど好きだった。久々のベタ惚れと言っていい。
なのに、あっさりと…。
珍しく憤りすら滲ませる。と同時に、自分が惨め。
そのシーンの雷雨が寅さんの心情を表している。
関西の芸達者がゲスト出演の中、やはり出色は、寅さんが泊まる安ホテルの主人役の芦屋雁之助。
マザコンで寅さんに頭が上がらず。
“寅さん”と“裸の大将”の愉快なやり取りは一見の価値あり。
また、本作から満男が吉岡秀隆に。シリーズの晩年、この満男の恋物語が展開すると思うと、何だか親目線。
初代満男はちょい小太りになっちゃったからね…。あれじゃあゴクミとロマンスは…。
華のある美人マドンナ、久々に寅さんらしい切なさと人情溢れる大人の恋物語。
ラストシーンはマドンナを訪ねる。
失恋はしたが、幸せに暮らすマドンナを誰よりも喜ぶのであった。
けっこうよかった
松坂慶子が美しすぎて圧が強い。ヤクザの情婦にしか見えないのだけど、寅がお金を払うのをきっぱり断る場面がかっこよかった。とらやでの接客ぶりが素晴らしかった。しかし、なんでとらやに訪ねて来たのか意味が分からない。全く寅の言う通りで、自己満足で寅を苦しめるのはいい加減にして欲しい。
さくらが原チャリに乗っていた。
とうとう、みつおで吉岡秀隆が登場。
大阪が舞台なのにミヤコ蝶々が出なかった。
寅さんがうらやましい
と思ったことは何度もあるが、松坂慶子とあんなデートできたら、ほんとにうらやましいと、心底感じた作品。
今までテレビや映画で見た女性の中で、一番美しい人を見た。それだけで映画の世界遺産だと思います。
松坂慶子、綺麗ですね。ウルトラセブン出演の時とえらい違い(笑)役名...
松坂慶子、綺麗ですね。ウルトラセブン出演の時とえらい違い(笑)役名がいい、身内に感じる。
身内って大切。寅がふみに弟に会いに行く世話をする場面が今回一番の感動。
寅がふられた落ち込みようがやや納得いかず。エンディングはいつものほのぼの、いいですね。
27作目、満男が吉岡秀隆だ、来たあ。ただ、さくらファンの私はさくら原付デビューの方が衝撃ではありました(笑)
吉岡秀隆初登場!
BSジャパン土曜は寅さんより。
満男がこの作品から吉岡秀隆となります。満男の台詞が増えてきました。
松坂慶子は本当に綺麗でした。
寅さんが俺が払うと言って財布を渡しておきながら、
中身がスッカラカンで、代わりにバレないように支払った松坂慶子とのシーンが粋でした。
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