劇場公開日 1977年8月6日

「【伊予の殿様を演じた嵐寛寿郎さんを、恥ずかしながら初めて拝見した作品。鞍馬天狗と寅さんと三木のり平さんの遣り取りが、何だか可笑しい作品。】」男はつらいよ 寅次郎と殿様 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【伊予の殿様を演じた嵐寛寿郎さんを、恥ずかしながら初めて拝見した作品。鞍馬天狗と寅さんと三木のり平さんの遣り取りが、何だか可笑しい作品。】

2024年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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◆感想

・いつものように、とらやに帰って来たのは良いが、満男へのお土産のオモチャの鯉のぼりと、犬のトラの件でいつものようにとらやの人達と大喧嘩して、愛媛県・大洲市へ行く寅さん。

・そこで、偶然出会った“伊予の殿様”(嵐寛寿郎)に気に入れられて、殿様の息子と駆け落ち結婚した義理の娘探しを頼まれる。

・で、夫が早逝した鞠子(真野響子)が、墓参りする姿を見た寅さんは、寂しそうな姿を見て、偶々同宿した彼女を気遣い、鮎の塩焼きとお土産を持たせてあげるのである。
 偶々が多い気がするが、寅さんシリーズはその”偶々”が面白いんだよね、と鑑賞続行。
 序でに言えば、寅さんの優しさをもっと、とらやの人達にとも思うが、照れ屋の寅さんは身内につい厳しく当たってしまうのだよね。愛情の裏返しであろう。

<今作でマドンナを演じた真野響子さんが出演されている「御宿かわせみ」は、TVドラマで幼い時に観た記憶がある。
 和服の似合う女優さんであるが、今作のように品のある役柄が似合う女優さんでもあるなあ。嵐寛寿郎さんの、時代劇の様な大仰な台詞も面白かったな。>

NOBU