「シリーズ屈指の名作に劇場で出会える幸せ♪」男はつらいよ 寅次郎相合い傘 マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ屈指の名作に劇場で出会える幸せ♪
12月27日に約22年振りとなる第50作目「男はつらいよ お帰り寅さん」の公開を控えて、各地で過去作のリバイバル上映がされているが、地元 葛飾の「MOVIX亀有」でも1日1本の限定上映が先月から始まり、時間を作って観に行こうとしていてもなかなか上映時間での都合が合わなかったけど、やっと鑑賞出来ました。
上映されていたのは第15目となる「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」。
ぶっちゃけどの回の作品でもよかったしw、DVDで自宅で観る事も出来るけど、劇場の大きなスクリーンで寅さんを観れる事の幸せを味わいたくて、鑑賞しました。
で、感想はと言うと良かった♪
44年前の作品で細かい事を言い出したらキリがないけど、良かった♪
細かい事を言う事が野暮と言う感じの古き良き日本と邦画の良さを満喫し、ベタであってもその定番さの心地好さが気持ち良い♪
男はつらいよの世界感に浸れる事の幸せを噛み締めました♪
やっぱり劇場での鑑賞は良いなぁ♪
また今回観た第15作目の「寅次郎相合い傘」は屈指の名作で寅さんの永遠のマドンナとなる浅丘ルリ子さん演じるリリーの再登場の回。
面白くない訳がない!
冒頭定番の夢の中の出来事からオープニング。
本編ではリリーがとらやを訪ね、北海道で旅の一緒にする船越英二さん演じるパパと寅さんに偶然リリーが再会して旅の一緒にする。
ちょっとした言い争いをしても実家のとらやで改めて再会。
互いを意識しても、ちょっとした意地と相手を思いやる気持ちから再び離れる事になる。
男はつらいよ定番の展開ですが、懐かしくて切なくてカッコいい。
寅さんの生き方や在り方、振る舞いはやっぱり憧れます。
リリーと寅さんは同じ様な性格で互いを分かりあい、時として喧嘩もして意地を張るけど、口にちゃんと出すから、仲直りも早い。
時折、寅さんに見せるリリーの甘えた振りがなんとも可愛い♪
歴代のマドンナはそれぞれの回で良いマドンナと印象ですが、やっぱりリリーと寅さんの仲は別格だなぁと改めて思いました。
今作が有名な「メロン騒動」の回で、寅さんの短気から大喧嘩になる騒動もリリーがピシャリと寅さんに説教するのも面白い♪
でも、その後の相合い傘はタイトルにもなっているぐらいの屈指の名場面♪
旅先のトラブルも程々で旅の道中を一緒にする船越英二さん演じるパパも本筋に大きく絡んでこないけど、よく考えればかなり贅沢な使い方です。
キャストの皆さんが若い!
さくらを演じる倍賞千恵子さんが綺麗!可愛い!
歴代のおいちゃん役では下條正巳さんのおいちゃんが好きなので、下條さんがおいちゃんをしているのも嬉しい♪
おばちゃんも博さんもタコ社長も御前様も源ちゃんも観れるのが嬉しい♪
住んでいる所が柴又に近いので時折柴又には行くが、古き柴又を見れるのも嬉し楽しい♪
今から20年前ぐらいまでは男はつらいよはテレビでの放送も普通にやってたので特に気にせず見てたりしてましたし、浅草の映画館でも男はつらいよは普通にリバイバル上映してましたが、今となってはかなり貴重。
多分全部は見てないけど気にしてなかっただけで全部見てるかも知れない。
どの作品が好きかは好みによるとは思いますが、多分どの回を見ても楽しめるし、どの回も好き。
感想も同じ様な感じになると思いますが、やっぱり男はつらいよは大好きだし、男はつらいよの世界が映画館で楽しめるのが嬉し楽し幸せ♪
12月26日まで様々な回の記念リバイバル上映をしてますが、まだまだいろんな回の寅さんに出会いたい!
12月27日の「お帰り寅さん」まで、今や貴重となった劇場での寅さんとの出会いを出来る限り、楽しみたいと思います。
kossyさん
コメントありがとうございます♪
おお!「お帰り寅さん」を既に鑑賞されたんですね!羨ましい~♪
自分は先行上映会や試写会でも外れたのでまだ未鑑賞ですが、27日の本上映を楽しみにしていて、様々な名場面が再び新作で観れる事を楽しみにしています♪
また、お暇がありましたら、覗きに来て下さいね♪
毎度お世話になっております。
この相合い傘は『お帰り寅さん』を観るためには必見だったのかもしれません。が、観ておかなくても回想シーンで“メロン騒動”も出てくるし、劇場内も大爆笑となってました。ただ、網走、函館、そして沖縄、奄美と計4回登場するリリーさんを知っておくと、より楽しめること間違いなしです♪